こんにちは!あお(@aonorecipe)です。
クッキーやケーキ作りに欠かせない無塩バター。でも価格が高騰しているので、チョットお高い。。。
そんなとき、価格の安い″ケーキマーガリン″っていう商品が売ってるけど、バターの代わりに代用できないの?と思ったことありませんか?
今回は、バターはマーガリンで代用できるのか?違いとは何?カロリー比較まで、詳しくご紹介します。
お菓子作りの観点において、クッキーに代用してみたらどうなるのか味の違いを検証してみましたよ~!
バターはマーガリンで代用できる?クッキーなどお菓子作りの量はどうする?





そうなのね!量は同じで大丈夫そ?
特に分量を変更する必要は無く、バターと同じ分量をケーキ用マーガリンにすればOKです。
原材料の牛乳不足によって、バターの価格が高騰しているのは事実。反対に植物油由来のマーガリンは、安価で価格も安定しており消費者にとってとてもありがたい食品ですよね。なので個人的には代用OKなのかな、と思います。
ただし、代用すると風味や味・口溶け・食感などが変化するデメリットもあります。やはりバターを使うほうが美味しく仕上がります。
パンに塗るスプレータイプのマーガリンの代用は、水分含有量に差がある為おススメしません。



料理の代用はー?
味噌ラーメンにバター、ホイル蒸しにバター、ホタテ貝焼きにバター、などバターの風味を必要とする料理に関してはマーガリンの代用はおすすめしません。やはりバターに勝るもの無しです。
ホワイトソースを作る時にマーガリンを使ってみましたが、こちらは代用可能だと個人的に思いました☆
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バターとマーガリンの違いを比較してみた





まず、実際にスーパーで買ってきた商品を比較して特徴を調べてみようと思います!
今回比較対象としたのは、上記写真のバター(有塩)とケーキ用無塩マーガリンです。



ちなみに無塩バターは有塩バターでいつも代用してるわよー。



無塩バターは高すぎて買えぬ…。
バターとマーガリンの違い/原材料表記での比較


- 生乳
- 食塩


- 食用生成加工油脂
- 食用植物油脂
- 粉乳/乳化剤
- 香料
- 着色料
上記を比較すると、
ということがわかりました!



なんかコレ、自由研究のテーマに使えそうかも?!
バターとマーガリンの違い/カロリーでの比較


- エネルギー732kcal
- たんぱく質0.6g
- 脂質81.0g
- 炭水化物0.2g
- 食塩相当量1.4g


- エネルギー755kcal
- たんぱく質0.3g
- 脂質83.5g
- 炭水化物0.5g
- 食塩相当量約0g
上記を比較すると
という事がわかりました!



へぇ~、カロリーにも違いがあるかな~と思っていたのに、ほとんど同じなのね~。意外!
バターとマーガリンの違い/見た目や形状の比較


それぞれをカットしてみるとバターとマーガリンの違いがありました。



マーガリンは柔らかいので、バターのように室温でやわらかくしなくても練り込みできますね。
バターとマーガリンの違い/味の比較


バターは、口に入れるとゆっくり溶ろけ、後からほんのりミルクの余韻が残る味わいです。コクを感じるので、素材に加えると味わいがアップしそうです。


ケーキマーガリンは、口に入れるとすぐに溶ろけ、スッとライトな食感。塩味・コクも感じられず、無味である印象です。つまりは、素材の味を邪魔せず、どんな素材でも相性良く使えそうです。



やっぱり味はバターの勝ちね!
バター・マーガリン、価格の比較
どれも1箱200g入りで同じなので、
圧倒的に無塩バターが高価でした!
バターとマーガリンの特徴や味の違いは、原材料の違いによるもの!
見た目や味、形状、価格など実際の商品で比較してみましたが、
ではなぜこのような違いが出てくるのでしょうか?


もうすでにお分かりかもしれませんが、一番の理由は、原材料の違いによるものなのです。
上記理由により、味や柔らかさや価格など、さまざまな特徴に差が生まれているのです。



動物か、植物性によって違うってのはなんとなくわかるけど、やっぱりピンと来ないなー。
脂と油、同じあぶらだけど何が違うの?



なるほど、同じ″あぶら″の読みでも油と脂、それぞれ特徴があるのね~。



違いはわかったけれど、液体状の″油″が、なんで固体(マーガリン)になれるのよ?
マーガリンが固体なのはなぜ?簡単に説明!


マーガリンやショートニングやフォットスプレット(主にパンに塗る柔らかいマーガリンのこと)は、通常常温で液体の植物油に水素添加することで、部分的に硬化させ固体に変化させたものです。
マーガリン特有のあのやわらかさは、油に部分的に水素添加することで反応を調整しているため。柔らかい形状なのでお菓子を作るときも生地に練り込みやすかったり、パンに塗りやすかったりするのはこうした工程で産まれているのです。



なるほど、水素添加、スゴイ技術よね!
確かに、いっけんスゴイ技術なのですが、反対に、自然な状態では液体状の油を人工的に固体にさせてしまうことで、トランス脂肪酸が発生してしまうことが問題視されている傾向にもあります。





トランス脂肪酸?あ、そういえば、マーガリンのパッケージにトランス脂肪酸低減の取り組みしてるとか書いてあったわね!
トランス脂肪酸とは?体に悪いって本当?!
トランス脂肪酸とは、油脂の中に含まれる脂肪酸の一種で、その構造中に水素が二重結合をはさんで斜め(左右非対称)についているものをさし、牛乳や乳製品にも含まれている天然のものと、油脂を加工精製することによって発生する工業由来のものがあります。



何言ってるか、よくわからないんですけど。。。
植物油に水素添加させてつくられた部分硬化油(マーガリンなど)は、通常の脂肪酸の分子構造を人工的に変化させたものです。簡単に説明すると、自然な油の分子構造が左右対称(シス型)であるのに対し、硬化油は左右非対称(トランス型)となり、自然界には存在しないいわば異常構造になってしまうのです。それだけでも、あまり体に良くないのかな?という印象を受けますよね。
トランス脂肪酸を多く摂取してしまうと、LDL(悪玉コレステロール)を増やし、動脈硬化や心疾患などのリスクを高めてしまうのです。WHOは、2003年に1日1%未満に控えるとの発表がされました。



え、じゃぁマーガリンって食べないほうがいいってこと?!
マーガリンを食べないほうが良い、ということではありません。マーガリンでなくても、バターだってお肉だってそればかりに偏る食生活を送れば、なにかしらのリスクが高まりますよね。なにごともほどほどに、が大事なのであって、毎日の食生活に上手に取り入れながらも健康的な生活を送るのが何よりも大事なのではないかな、と私は思います。
そして各メーカーもこの流れをうけ、研究開発を進め、トランス脂肪酸軽減の取り組みを進めているとのことです。



おー、そりゃ良かった‼
クッキーをバター・マーガリンで代用/味の違いを比較してみた


生地を、無塩バター・ケーキマーガリンで作り、クッキーを作ってみたらどうなる?と思い、実際に作って食べ比べてみましたよ~!
クッキー生地を型抜きしたときには、生地の伸ばしやすさと型抜きのしやすさの違いがありました。
バター:冷蔵庫から出したばかりの生地は固くてめん棒で伸ばすと割れてしまう。型抜きは生地が固いのでやりやすい。
ケーキ用マーガリン:生地が伸ばしやすい。しかし型抜きすると生地がだれてしまい柔らかくなり、やや型抜きしにくい。



この差は、それぞれの固体の柔らかさによって生じる差かもね!



確かに、マーガリンはもともとが柔らかいから、クッキー生地を冷やしても柔らかいってことね。


焼き上がり後の状態はこんな感じ。
若干ケーキマーガリンの焼き色が濃いかな、と思いますが、クッキーは生地の厚みやオーブンの特性などによって焼き色が変化するので、これは何回か焼いた検証が必要なので、断定できません(>_<)
食べ比べてみた!
バター:カリっサク感あり、歯ごたえも感じる。マイルドで優しいあじわい。
マーガリン:サク感が際立つ。さっぱりライト、軽い味わい。



加える油脂によって、クッキーの歯触り・味わいに差が出るのね!
バター・ケーキマーガリン違いまとめ
今回は、バター・ケーキマーガリンの違いを比較してみましたが、こうして比べてみるとそれぞれの特徴に差があることがわかりました!同じ固体状なので、互いに代用可能ですが、仕上がりの味や食感に差が出るので、それらを踏まえた上で代用してくださいね。筆者個人としては、多くの人に気軽にお菓子作りを楽しんでもらいたい!と思うので、安価なマーガリンを上手に取りこんでいただけたらな、と思います~(*^^*)
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