こんにちは!あお(@aono.recipe)です。
苺が沢山あるから手作りのジャムを作ろう!と
煮込んでもなぜか固まらずにシャバシャバ…なんで?再加熱すればいい?ゼラチン加えればいいの?ってお困りの方いませんか?
今回はイチゴジャムが固まらないときに考えられる7つの原因とその解決方法をご紹介します!また、焦げつきの心配なしで簡単なレンジで作れる苺ジャムのレシピや、ジャム作りにペクチンが必要なの?使わなくても作れる?というギモンについても合わせてご紹介しますね~。
イチゴジャムが固まらない!再加熱・ゼラチンで解決できる?レンジで作れる簡単レシピ・ペクチンについても
苺ジャムが固まらない原因1・砂糖が少ない
苺ジャムを作るときの材料のひとつである砂糖。カロリーを減らしたい!甘すぎるの苦手…などの理由から、レシピ分量の砂糖を減らしていませんか?
甘さ控えめにしたいキモチはわかるケドねっ。
苺ジャム作りに加える砂糖の量はヘタをとった苺の重量の60%~30%。
砂糖が多ければ多いほど、煮詰めることによってとろみが強く固くなり、保存性が増します。反対に少ないほどさらっとしたソース状になりフレッシュな味わいになります。
解決方法1
砂糖の量はレシピ通りにする☆
\カロリーゼロ♪加熱調理OKでお菓子つくりにおすすめ!/
苺ジャムが固まらない原因2・煮込み不足は再加熱する
苺に含まれる水分量は90%。つまりそのほとんどが水分で構成されています。加熱によって苺から水分が沢山出てくるので、煮詰めて水分を飛ばさないと当然とろみがつきません。
シャバシャバな場合は再加熱して煮詰めて見ましょう。
鍋などで煮詰めるときはとろみが強くなると焦げやすくなってくるので、つきっきりでじっくり弱火で煮込んでみてくださいね~。
レンジで作る場合も、加熱時間を長くしてみてください。
解決方法2
加熱時間を長くし、好みのとろみになるまで水分を飛ばし加熱する。
苺ジャムが固まらない原因3!ゼラチンや片栗粉を加えてとろみを出すの?
ジャムのとろみ付けはゼラチンや片栗粉はぜったい使いません。
料理では固める、とろみ付け目的としてゼラチンや片栗粉を使うことがありますが、
ジャムが固まらない時には使っても効果がありません。
解決方法3
片栗粉やゼラチンを使うのはNG
苺ジャムが固まらない原因4・ペーハー不足
ペーハー(ph)が不足している場合固まりにくくなります。
その場合レモン汁など加えて酸性に傾け、phを下げることによってジャムをゲル化させます。
チョット何言ってるかわかんないですけど(怒)
ジャムがゲル化(とろみがついて固まる)する3大要素は、砂糖と果実中の酸、そして後述する果実に多くふくまれるペクチン。
それらを煮詰めることによって反応し、ジャムのような状態になるのです。
ですが、使用するイチゴの成熟状態によって酸度は変わってくるので、足りない場合には固まりにくくなってしまうのです。
なのでそんな時は”酸を足す”意味合いでレモン汁を加えれば、ゲル化が促進されます。
解決方法4
レモン汁を加えてみる。苺100gに対してレモン1/8個分のレモン汁を加えて煮込んでみてください☆
レモン汁を加えることで、ジャムの赤い発色もキレイになるわよー!
苺ジャムが固まらない原因5・ペクチン不足
原因4で前述したように、ジャムがゲル化する3大要素であるペクチンが不足していると、固まりにくくなってしまいます。
ペクチンって聞いた事あるけど、なんなのそれ?
ペクチンとは
植物の細胞を作る壁&つなぎ合わせる接着剤のような働きをする成分。簡単に言えば野菜や果物に含まれている食物繊維です。煮込むことによってペクチンが水に溶けだし、砂糖や酸と反応してゲル化します。
が、同じ苺でも成熟度合いによってペクチンの量が変化するらしいです。食べごろな苺が一番ペクチンが多く、若すぎても熟しすぎるとぺクチンの量が少ないと言われています。
つまり、新鮮なイチゴが一番固まりやすいってことだね。
果実に含まれるペクチンが少ないと固まりにくくなってしまうので、
その場合には市販されているペクチンを使いとろみを補う必要があります。
どーやって使うの?
(画像引用元:共立食品株式会社HPより)
スーパーなどでよく売られている共立食品のペクチンだと、苺500~600gに対して1袋10gをお湯で溶かしてから加えて煮込むようです。
ですが、レモン汁を入れた後にペクチンを加えてしまうと、ダマダマにゲル化してしまうので、苺と砂糖で煮込んだものにペクチンを加え、仕上げにレモン汁を加えるといった手順を守る必要がありますので注意して下さいね。
ジャム作りにペクチンって買わなきゃだめなの?
わざわざペクチンを買わなくても、ペクチンの多く含まれているりんごの皮などと一緒に煮込む事によって、ゲル化を補うことも出来るそうですよ(^^♪
解決方法5
市販のペクチンを加えて煮込む・又はペクチンを多く含んでいるりんごの皮などと一緒に煮込む。
ペクチンはネットでも購入可能♪
苺ジャムが固まらない原因6・すぐに加熱してしまった
鍋に苺と砂糖(レモン汁も)を入れたらすぐに火にかけてしまっていませんか?
そうしてしまうと、鍋についた砂糖が焦げてしまい、あわてて水などを入れてしまった、なんて事も。
水を足して煮込んでしまうと水分が蒸発するまでに時間がかかり、なかなかジャム状になりません。
解決方法6
苺ジャムを作るときは、苺に砂糖(レモン汁も)を絡ませて、浸透圧により苺から十分な水分が出てくるまで放置してから煮込みます。
苺ジャムが固まらない原因7・温度によって固さが異なる
苺ジャムを煮込んでいる時は、沸騰している状態なので100℃近くなっています。
その時に、市販されているようなジャムみたいな固さに全然ならないっ!と思うのは間違い。スプーンですくって塗るときと同じようなジャム状にしようとすると、冷えたときにどんどん砂糖の粘度が増して飴の様に固まり、ガチガチになってしまいます。
温度によってジャムの固さが違う、ってことを頭に入れとかないとなのね!
解決方法7
煮込みの段階でジャム状にするのではなく、2~3歩手前位のとろみになったら、スプーン1杯程度を皿に乗せてそのまま冷まし、固さの状態を確認してみてください☆
ジャム作りにはホーロー鍋がおすすめ☆大人気で可愛いのはコレ!
イチゴジャムの作り方・レンジで簡単&少量で作れるレシピ
苺ジャムのレシピって1度にイチゴ2pc位使用するものがほとんどなのですが、このレシピは苺100g(1/2pc程度)で食べきり量で作れるレシピ。
少量の場合、鍋だと焦げ付きやすいのですが、レンジで作るので焦げ付きの心配なく短時間で作れちゃいます☆
苺がビミョーに余って使い切りたいときにおすすめですよ~。
苺ジャムが固まらない原因と対処法まとめ
- 砂糖が少ない→苺重量の30~60%の砂糖量にする
- 煮込み不足→再加熱・とろみがつくまでじっくり煮込む
- とろみ不足→ゼラチンや片栗粉を加えるのはNG
- ph不足→レモン汁を足す
- ペクチン不足→市販ペクチンを加える
- 加熱時に水を入れた→砂糖をまぶして水が出るまで放置してから煮込む
- 加熱想定ミス→少量とり、冷まして固さを確認してみる
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