こんにちわ!あおです。
日本の冬の定番果物のひとつ、みかん。肌に良いと言われていますが、他にもみかんにはスゴイ栄養効能があるのを知っていますか?
みかんの白いスジを取って食べてる方、それって栄養的にもったいない事してますよ!実は栄養士免許を持つ私が、気になるみかんのカロリーや栄養&効果効能を詳しく説明いたします!
又年末、みかんをスーパーで箱買いする方もいるのではないでしょうか?みかんを出来るだけ長持ちさせる保存方法や、みかんの人気品種も合わせてご紹介しますね~。
みかんのカロリー&栄養・効能!肌に良い?保存方法や人気品種をご紹介します!
みかんのカロリー・1個分はどのくらい?
まずはみかんの気になるカロリーから。
みかん100gあたりのカロリーは、46kcalです!
この数字だけみると、確かにみかんは低カロリーのような気がします!でも、実際みかんを食べるときって、わざわざ計量して食べる事って少ないですよね。おそらく皆さん、1玉ずつ食べていると思います。
では、みかん1玉で計算した場合のカロリーはどれくらいになるのでしょうか?
ただし、みかんにも様々な大きさがあるのでその分摂取量も異なります。つまりは、みかん1玉分のカロリーも大きさによって前後しますので、わかりやすく表にしてみました!
サイズ別・みかん1玉のカロリー
みかん大サイズ(160g) | みかん中サイズ(100g) | みかん小サイズ(60g) | |
可食部(g) | 120g | 75g | 45g |
1玉分のカロリー | 54kcal | 34kcal | 20kcal |
こうして比べてみると、みかんの大きさによって同じ1玉でも摂取カロリーに違いがある事がわかりました!
ご飯とカロリー比較!
ご飯1杯分のカロリーは約235kcal。つまり中サイズのみかん約7個分です。7個もさすがに一度に食べる人はいないと思います。そう考えると、みかんは低カロリーで食べ応えのある果物のひとつである、と言えますね。
みかんの栄養&効果効能
風邪予防にみかんが良い!肌がキレイになる!と昔から言われているみかん。みかんの栄養を詳しく調べてみました。
みかんには栄養がたっぷり!
みかん100g当たりの栄養価はコチラ♡同じく冬が旬のりんご100g当たりの栄養価と比較してみました!
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | カロテン | |
温州みかん | 46kcal | 0.7g | 0.1g | 12g | 180μg |
りんご | 54kcal | 0.2g | 0.1g | 15g | 12μg |
ビタミンC | ビタミンE | マグネシウム | 鉄 | カリウム | 食物繊維 |
32mg | 0.4mg | 11mg | 0.2mg | 150mg | 1g |
4mg | 0.6mg | 3mg | 0.1mg | 110mg | 1.4g |
りんごと比較すると、カロテン・ビタミンC・マグネシウム・カリウムがたっぷり含まれているのがわかりますね!
さらに上記の栄養成分以外に、
みかんの栄養を語るうえで特筆すべきなのが
- βクリプトキサンチン
- ヘスペリジン
- シネフィリン
です!
上記より、みかんの栄養価と効果をまとめるとこうなります。
- ビタミンA・Cが豊富!
- マグネシウム・カリウムが豊富!
- βクリプトキサンチンがスゴイ!
- ヘスペリジンがスゴイ!
- シネフィリンがスゴイ!
では、以下に詳しく説明いたしますね。
ビタミンA・Cが豊富・みかんは肌にイイ!
りんごにはビタミンAの前駆体であるカロテンや、ビタミンCが豊富に含まれています。中サイズ1個分のみかんを食べた場合、なんと1食目安摂取量の1/3量のビタミンCが摂取できます。
ビタミンAは、皮膚の新陳代謝を高めたり、粘膜を丈夫にしてウィルスの侵入を防ぐなどの効果、髪の健康維持、抗発がん抑制効果があると言われています。
又ビタミンCは、言わずとも知れた女性に嬉しい栄養素の一つ。シミやしわの予防、アンチエイジングなどの美肌効果があるとされています。他にも、疲労回復や抗ストレス、風邪予防に効果があると言われています。
寒くなって空気が乾燥し、風邪を引きやすい冬の季節。風邪予防にみかんが効果的とされているのには、ビタミンA・ビタミンCが豊富に含まれているから、昔からそう言われているのですね!
マグネシウム・カリウムが豊富!
マグネシウムには、体内の酵素の働きを助け、エネルギー産生機構に大きく関わりのある栄養素です。栄養の合成・分解過程、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。又骨や歯などの血液中のカルシウム濃度を調整し、丈夫にする効果が期待できます。
カリウムは疲労回復や利尿作用、むくみの原因となる体内の余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあり、高血圧予防・腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄などの効果があると言われています。
食物繊維が豊富!
みかんにはりんごに負けず劣らず、食物繊維が豊富に含まれています。みかんの袋や房には食物繊維がたっぷり!老廃物を外に出す働きがあるので、便秘解消や肌荒れ予防・コレステロールの抑制・血糖値の正常化・大腸がんのリスクを低下させる効果があると言われています。
βクリプトキサンチンの効果がスゴイ!
みかんのオレンジ色の色素成分に含まれる、βクリプトキサンチン。ビタミンA前駆体のβカロテンの1種です。温州みかんに特に多く、オレンジの約10倍含まれています。
βクリプトキサンチンの効果とは?
みかんに含まれるβクリプトキサンチンを摂取することで、骨量を増やしたり減少を抑えたりと
骨粗しょう症予防に効果が期待できる
と2012年に農耕機構果樹研究所より発表されました!
みかんを1日3~4個食べる、βクリプトキサンチン血中濃度が高い人は、食べない人に比べて骨粗しょう症になるリスクが軽減されるそうです!
他にもβクリプトキサンチンには、強い抗酸化作用があるので発がん抑制効果が期待できるそうです。
さらに他の栄養成分と異なり、
βクリプトキサンチンの効果は2か月以上も長続きするのが特徴!
冬に食べたみかんのβクリプトキサンチン効果が春先まで発揮してくれてカラダを守ってくれますよ~!
ヘスペリジンの効果がスゴイ!
ヘスペリジンとは、普段あまり聞きなれないのですが、
みかんの白いスジ部分に特に多く含まれているポリフェノール物質です。
これはみかん由来のポリフェノールで、ビタミンPとも呼ばれており、
- 毛細血管の強化&血行促進
- 血圧上昇を防ぐ
- 壊れやすいビタミンCを守り体内にとどめる
- ビタミンCの働きを助け、効力を高める
- 老廃物除去&むくみ改善
- 抗酸化作用によるがん予防
- コレステロールの減少
- アトピー性皮膚炎などのアレルギー改善
など、こーんな多くの健康効果が期待できるそうです!
ヘスペリジンはみかんの袋で実の50倍、白いスジで実の100倍含まれていると言われてます。
みかんを食べるときって、白いスジを取って食べる人もいるのではないでしょうか?(かつて私もスジ取ってました・・・)
でも、みかんの栄養を逃さず取り込みたいのなら、スジを取らずに食べるのがおすすめです!
シネフィリンの効果がスゴイ!
シネフィリンは、温州みかんのみに含まれており、オレンジなどには含まれていない特有成分です。
シネフィリンは、気管支のスジを緩め、のど風邪などの改善に効果が期待できるそうです!
また、代謝を高めて脂肪燃焼効果や食欲抑制効果など、ダイエット効果も期待されており、サプリメントに使用されているそうですよ。
みかんの保存方法!
気軽に食べられて美味しいみかんは、箱買いする方も多いのではないでしょうか?でも″腐ったみかん″という言葉が有名なように、保存方法に注意しないと、せっかく買ったのに傷んでしまった!なんて事も。
下記の記事では、みかんの箱買いした後の正しい保管方法や、食べきれないときに冷凍保存する方法を詳しくご紹介してます!
みかんの人気品種はコレ!
楽天・Amazonなどで今人気のみかんを調べてみましたよ~。気になる方はチェックしてみてくださいね♡
佐賀県産【うまか美人】
糖度11度以上と、甘味たっぷりでジューシー♡
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有田みかん【こつぶちゃん】
和歌山県有田地方はみかんの大生産地。温暖な気候、海からの潮風、石垣段々畑で育ったみかんです♡
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愛媛県産【愛マドンナ(紅マドンナ)】
最高級みかん!プルプルゼリーで柑橘の大トロのよう♡
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愛媛県産【宇和島みかん】
太陽光・海から反射する太陽光・段々畑の石垣から反射する太陽光・3つの太陽の光をあびて育ったみかんです♡
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まとめ
みかんは低カロリー・ビタミンAやC・カリウム・食物繊維が豊富に含まれています。さらにみかん特有成分で特筆すべきなのが、βクリプトキサンチンやヘスペリジン、シネフィリン。これらは抗酸化作用やダイエット効果、アレルギー症状改善など多くの健康効果が期待できます!ヘスペリジンは白いスジ部分に多く含まれているので、みかんを食べるときはスジごと食べるのがおすすめですよ!
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