今回は、ダイソーの転写シートを使った、チョコレート細工の作り方をご紹介します!
「なんだか難しそう・・・」と思っている人いませんか?でも心配無用。使い方のコツさえつかめば、簡単にかわいいプリントチョコ細工が作れちゃうんです!さらに応用として、チョコのリボンの作り方も合わせてご紹介します。
作ったチョコを自作ケーキに飾れば、なんちゃってパティシエ風なオシャレでかわいいケーキに。転写シートの使い方は無限大なので、自分オリジナルなチョコレート細工を作れちゃいますよ~。
ダイソー転写シートでチョコレート細工!使い方のコツとは?
用意するもの
ダイソー転写シート・チョコレート
好きな柄の転写シートを用意します。
もちろん、ダイソー商品でなくても、セリアやネット販売などのチョコ用転写シートならなんでもOKです。
今回は板チョコを使用しました。
ダイソーの、転写モールドチョコ型もおすすめです♡
トレー・クッキングシート・ハサミ・スプーン・ナイフ・ふきん
チョコを固めるときに、2枚ステンレス製のトレーがあると便利。このトレーもダイソー商品!
飾り用チョコの作り方
材料
- ダイソー転写シート1枚
- 板チョコ2/3枚位(35g)
チョコを溶かす
①茶碗等に軽く砕いたチョコ35gを入れ、600Wのレンジで40秒かけます。
②スプーン等で軽く混ぜます。
③さらに600Wのレンジに20秒かけ、スプーンで混ぜます。
POINT
加熱時間は目安です。余熱でチョコを溶かす程度に温め、加熱しすぎない様に注意して下さいね。
なんちゃってテンパリングをする
④チョコの温度調整(テンパリング)を適当簡単に行います(;^ω^)
溶かしたチョコを茶碗ごと氷水につけ、30秒かき混ぜます。
少しだけチョコがねっとりしたらOKです。
POINT
溶かしたチョコそのままだと、ざらついたり仕上がりの強度が弱くなるので、たとえなんちゃって風でも、やった方が良い様な気がします。
テンパリングとは?
チョコレートの原料であるカカオバターは、高温からそのまま冷やしても、カカオの脂肪が緩く不安定な結晶構造を取ってしまう。このようなチョコレートは口当たりや見た目が悪くなってしまう。なめらかな口当たりと艶やかな見かけをもつ、高い品質のチョコレートを作るためには、チョコレートの温度を不安定な結晶の融点より上の温度に調整し、安定した結晶構造を充分に形成させてから冷やす必要がある。その作業をテンパリングと呼ぶ。
テンパリングには、温度計とチョコレートをゆっくりと加熱できる熱源が必要になる。一般には湯煎で行われるが、専用の装置も存在する。テンパリングには安定した結晶を一から作る方法と、別に用意したテンパリング済みのチョコレートを核にする方法の2通りの方法がある。前者では、まずチョコレートを50℃に温めて完全に溶かし40℃前後まで冷ます。次に固さが出るまで撹拌するか、大理石台などの冷たい台に垂らしカードで広げたり集めたりしてすり混ぜ、ボールに戻す。その後、テンパリングに適した温度(調温範囲という)まで慎重に加熱し維持する。なお、チョコレートの種類によって調温範囲には違いがあり、乳脂肪が混ざるほど調温範囲は低くなる。核を使う方法では、チョコレートを50℃に温めて完全に溶かした後、35~38℃まで冷まし、安定した結晶の核となる刻んだテンパリング済みのチョコレートを少し加え撹拌し、調温範囲を維持する。
テンパリングにかける時間は長すぎても短すぎても失敗につながり、撹拌の過不足も品質に影響が出る。テンパリング不足の場合は溶けやすく不安定になるが、テンパリングし過ぎると、きめが粗く艶のないチョコレートとなる。テンパリングの状態を確認するには、室温の皿やアルミホイルの上に取り出し薄く延ばしてやる。適切な状態なら数分で固まって見た目が均一で艶がある。テンパリングはチョコレートをコーティングや成形に使うための前作業であり、実際に使用するまで調温範囲の温度を維持しなければならない。
チョコを塗る
⑤クッキングシートを敷いたトレーに転写シートを置き、④のチョコをスプーンの背を使い、塗りつけていきます。
溶かしたチョコは、ちょっと多いかな?と思うかもしれません。でも全部転写シートに塗ってください。
POINT
厚めに塗るのが板チョコを使用する際のコツです。
チョコの厚みが薄いと、溶けやすくなり強度が弱くなるので注意が必要です。
冷やす(1回目)
⑥別のトレーに新たにクッキングシートを敷き、⑤をうつします。
POINT
余分なチョコを取りのぞいた方が、シート部分が把握しやすくなりますよ。
あまりチョコがシートからはみ出ていないなら、そのままでOKです。
冷蔵庫で5分~10分、トレーごと冷やしてください。
チョコをカットする
⑦ふきんをゆるま湯でぬらし、ナイフをあて軽く温めます。
温めたナイフで、⑥を好みのサイズにカットします。
POINT
チョコをカットするときに、そのままカットするとチョコが割れてしまう可能性があります。
ナイフを軽く温める事で、チョコが割れにくくなります。ナイフは、ガス台の火で軽くあぶって温めてもOKです。
転写チョコを冷やすときのコツ!(2回目)
⑧トレーごと、今度は冷凍庫に10分入れて冷やします。
POINT
冷凍庫に入れるのは、チョコを扱いやすくし転写シートをはがしやすくする為です。
また、冷凍庫に入れた方がうまくチョコにプリントされるので、仕上がりがキレイです。
転写シートをはがす!
⑨冷凍庫から出します。チョコを裏返してシートを上にします。
転写シートをそっとはがします。キレイにプリントできました!
チョコをカットする
⑩再度チョコをひっくり返し、カット面を上にします。
カットしたところを、もう一度温めたナイフで押さえカットします。
室温が高い場合は、チョコが柔らかくなってしまうので手早く行います。
POINT
カットを2回に分けて行うのは、チョコのひび割れを予防するためです。
割れない様にタッパーに入れる
⑪出来上がったら、タッパー等にクッキングシートを敷いて、冷凍保管します。
冷凍の方が保存が効くので、使いたい時に使えて便利ですよ~。
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製菓用チョコでもOK?
今回は手軽に板チョコで作る方法をご紹介しましたが、ホントは製菓用チョコレートの方がおススメ。
チョコが溶けずらく、強度が違ってくるので、よりしっかりとしたものが作れます。
高品質で激安な製菓用チョコレートは、コチラがおススメ!
飾り用チョコの作り方応用編:型抜きする方法!
⑥の工程まで同じ要領で行う
⑥の工程まで行います。
ステンレス製の抜型を温め、チョコを抜きます。
あとは同じ要領でやればOKです。
とってもキュートな飾りチョコができました!
応用編:リボンのチョコレート細工を作る方法!
用意するもの
カットした転写シート(1枚分)
事前に転写シートをハサミでカットしておきます。
プリントされていない右端部分をカットし、残りを2等分カットします。
1枚をもう半分にカットします。
残りのシート下部分を、カットした幅の半分位の幅に横カットします。
残りを縦半分にカットします。
さらに写真の様にカットします。これを組み立て、リボンにします。
パーツごとにA・B・Cとします。
カーブさせる土台2つ・トレー・ハサミ・クッキングシート・製菓用マット・板チョコ1枚(45g)
より立体的に作るため、写真のようなカーブさせる土台を作ります。
この土台の作り方は、下記リンクのビックリボンを作る方法を参考にして作ってください。
作り方
土台用チョコを作る
①まず最初に、写真の様にチョコ2かけ分を土台用としてカットします。
POINT
そのままカットすると割れてしまうので、温めたナイフ等でゆっくり押さえてカットして下さい。
チョコを溶かす
②残りの板チョコを手で細かくし、茶碗等に入れ600Wのレンジで40秒加熱します。
軽く混ぜたら、さらに600Wのレンジで20秒加熱しチョコを溶かします。
POINT
加熱時間は目安です。余熱でチョコを溶かす程度に温め、加熱しすぎない様に注意して下さいね。
なんちゃってテンパリングをする
③茶碗ごと氷水につけ、30秒かき混ぜ冷まします。
温度が下がって、チョコが軽くネットリします。
POINT
溶かしたチョコそのままだと、ざらついたり仕上がりの強度が弱くなるので、たとえなんちゃって風でも、やった方が良い気がします。
チョコを塗る
④C以外のシートにチョコを塗ります。
溶かしたチョコの半分位を使い、厚めに塗ってくださいね。
残りのチョコは取って置きます。
POINT
こんなに塗るの?と思うかもしれませんが、厚めに塗るのが板チョコを使用する際のコツです。
チョコの厚みが薄いと、溶けやすくなり強度が弱くなるので注意が必要です。
冷やす(1回目)
⑥トレーにクッキングシートを敷き、Aを写真の様に折りたたむようにそっと置きます。
カーブさせる土台を置き、その上にそっとBを乗せます。
冷蔵庫で5分~10分、トレーごと冷やします。
転写チョコを冷やすときのコツ!(2回目)
⑧トレーごと、今度は冷凍庫に10分入れて冷やします。
POINT
冷凍庫に入れるのは、チョコを扱いやすくし転写シートをはがしやすくする為です。
また、冷凍庫に入れた方がうまくチョコにプリントされるので、仕上がりがキレイです。
転写シートをはがす
⑨冷凍庫から出します。そっと転写シートをはがします。
キレイにプリントできました!
リボンに組み立てる
⑩土台用チョコに④で残ったチョコを接着用代わりにのせます。
B部分をくっつけます。さらに中心に接着用チョコをのせます。
A部分をくっつけます。
POINT
残ったチョコが固まってしまったら、レンジで軽く溶かせばOKです。
チョコが溶けそうになったら、冷蔵庫に入れて冷やしながら作業してください。
リボンの結び目部分を作る
⑪C部分にチョコを塗り、⑩の中心に絡ませるようにのせ、結び目部分を作ります。
冷蔵庫で10分、冷凍庫で10分しっかり冷やしたら、シートをはがします。
立体的なリボンだから、ケーキがと~っても豪華になります♡
このイチゴのレアチーズケーキのレシピは、下記リンクを参照して下さいね。
もっと簡単なリボンの作り方はコチラ♡
ネットでは、もっとオシャレでカワイイデザインの転写シートが沢山♡
チョコレート 転写シート キャスパー 1枚【夏季冷蔵】 手作りバレンタイン
転写シートでリボンの作り方まとめ
転写シートは主にバレンタイン商品として販売されていますが、今回のようなチョコレート細工を作れば、手作りケーキをフォトジェニックしてくれるので、一年中使える超優秀アイテムなんです。使用期限も長いので、バレンタイン時期に見かけたら多めに買って、ストックしておくと良いかもしれません。
今回は簡単なリボンでしたが、シートの枚数を使えばもっと大きく豪華なリボンチョコが作れます。あげる人にスゴーイっ‼て喜んでもらえる事、間違いなしですよ。
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