こんにちは!あお(@aonorecipe)です。
今回は、マスカルポーネチーズとクリームチーズの違いをご紹介いたします。
お菓子の定番ティラミス。通常ティラミスを作るときは、マスカルポーネチーズを使うのが主流です。これってお菓子作りに興味がある人なら、結構知っている人も多いのでは?
でもそもそもなんで、ティラミスはマスカルポーネチーズを使うのでしょう?クリームチーズで代用はできるのでしょうか?同じチーズなのに似ているようで似ていない、両者の違いを検証してみたいと思います。
マスカルポーネチーズとクリームチーズの違いとは?
両者の比較をしてみました!
今回比較対象としたのは、上記写真のマスカルポーネチーズとクリームチーズです。
成分表示での比較
マスカルポーネチーズ(100gあたり)
- エネルギー257kcal
- たんぱく質1.9g
- 脂質26.2g
- 炭水化物3.3g
- 食塩相当量0.07g
- カルシウム100mg
クリームチーズ(100gあたり)
- エネルギー302kcal
- たんぱく質7.9g
- 脂質28.7g
- 炭水化物2.9g
- 食塩相当量0.6g
- カルシウム75mg
比較すると、マスカルポーネチーズはクリームチーズより、たんぱく質と食塩相当量が圧倒的に少ないことがわかりました!
カロリーはマスカルポーネチーズが若干低めです。
見た目の比較
上記写真は、マスカルポーネチーズとクリームチーズの見た目の比較です。
右がマスカルポーネチーズ、左がクリームチーズです。マスカルポーネチーズは白く、柔らかくてとろりとゆるめ、クリームチーズの方が黄色みがかっていて形がしっかりと作れる固さ、である事がわかります。
見た目でも両者の違いがわかりました!
味の比較
マスカルポーネチーズは、口に入れるとすぐに溶ろけ、スッとライトな食感。塩味・酸味も感じられず、後からほんのりミルクの余韻が残る味わいです。ライトなホイップクリームのような味なので、素材の味を邪魔せず、どんな素材でも相性良く使えそうです。
クリームチーズは、口に入れるとしっかりとしたコク・ほのかな酸味や塩味が舌の上で感じられ、濃厚な味わいです。ネットリとした食感でインパクトのあるチーズです。
価格の比較
マスカルポーネチーズは100gで218円、クリームチーズは200gで298円と、圧倒的にマスカルポーネチーズの方が高価でした。
ちなみに今回、近所のスーパーを3件回りましたが、どこもマスカルポーネチーズは今回の雪印の商品1つのみしか置いてありませんでした。(デパ地下で探せばあるのかもしれませんが・・・)
それに対し、クリームチーズは様々なメーカーで種類が豊富、価格も様々でした。今回参考例としたクリームチーズは、簡易包装タイプなのでその分他社製品より価格も安くて、節約主婦の強い味方。私も愛用しています!
マスカルポーネのネット人気1位はコレ!
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マスカルポーネチーズとは
定義上のマスカルポーネチーズとは、どのようなものなのでしょうか?調べてみました!
マスカルポーネ (Mascarpone) はイタリア原産のクリーム・チーズである。マスカポーネ (Mascapone) 、マスケルポーネ (Mascherpone) ともいう。
フレッシュチーズで、元はロンバルディア州の冬期の特産であったが、現在はイタリア全土で生産されている。乳脂肪分が80%前後で天然の甘味があり、固めに泡立てた生クリームに似る。また、酸味や塩分が少ないことからリゾットその他の料理や菓子によく使われるほか、ゴルゴンゾーラなど塩分の高いブルーチーズを食べる際に混ぜ合わせることも多い。そのような特徴から、味の薄いクラッカーやパンに単体で添えて食べる用途には向かないが、スモークサーモンや生ハムなどと組み合わせることでおいしく食べることができる。イタリアではフルーツを添え、シナモンをかけて食べる。燻製にすることもある。
日本ではティラミスの材料として一躍有名になった。
高級なものはパルミジャーノ・レッジャーノやグラナ・パダーノといったチーズの製造過程で出た乳脂肪を使用する。
クリームチーズとは
定義上のチーズとは、どのようなものなのでしょうか?調べてみました!
クリームチーズ(英語:cream cheese)は、生クリームまたはクリームと牛乳の混合物を乳酸発酵させてホエイを除いて製造した非熟成の軟質チーズ。比較的水分が多いため、常温や冷凍での保存より、10℃以下での保存が適している。穏やかな酸味とバターのような滑らかな組織が特徴で、パンやベーグルに塗って食べたり、チーズケーキの主な材料として利用される。また、マッシュポテトに混ぜ入れたり、サラダのトッピングや、スモークサーモンの付け合せとして用いられることもある。
栄養分の内分けは水分55%以下、脂肪33%以上、たんぱく質10%、食塩0.8〜1.2%。
現在「フィラデルフィア・クリームチーズ」ブランドの製品を製造販売しているアメリカ合衆国の食品メーカーのフラフトフーズによると、「クリームチーズの起原は1872年のアメリカにあり、ニューヨークの乳製品加工業者ウィリアム・ローレンス(William Lawrence)が、“これまでにないほど豊かな風味を持つチーズ”を生クリームと全乳から作ったのが始まり」であると言われる。クリームチーズの誕生は、フランスのヌーシャルテルチーズに着想を得たといわれる。 1880年には、ニューヨークのチーズ卸業者A・L・レイノルズ(A. L. Reynolds)が、「フィラデルフィア」と名付けたアルミ箔に包んだクリームチーズの販売を始めた。
日本では、日本法人のモンテリーズ・ジャパンではなくて、森永乳業が、製造は合弁会社のエムケーチーズが販売している。
なるほど、調べると両者の違いがさらに明確になりました!
マスカルポーネチーズは、脂肪分が多く酸味や塩味が少ないのが特徴。天然の甘味も兼ね備えたチーズという事がわかりました。
クリームチーズは、水分が多め。まろやかさと酸味を兼ねそなえたチーズという特徴がわかりました。
ティラミスはクリームチーズで代用できる?
両者の違いがわかったところで、第2のギモン。
ティラミスはクリームチーズで代用可能なのか?という事ですが、そもそも何でティラミスレシピには、マスカルポーネチーズが推奨されているんでしょうか?安価で手に入りやすいクリームチーズを使わないのはなぜでしょうか?
そもそも何でティラミスレシピには、マスカルポーネチーズが推奨されている?
これはあくまでも私個人的な推論ですが、コーヒーやココアなど、苦みの強い材料をたっぷり使用するティラミス。その苦みに対して、クリームチーズよりクリーミーでまろやかなマスカルポーネチーズを使用した方が、苦みとコク、全体的な味のバランスが良くなるからではないか、と思います。
加えて、ティラミスに加えるコーヒーには、苦み以外に酸味もありますから、酸味のあるクリームチーズを使う必要性が無いからではないかと。
又、気軽に作れて食後などにさらっと食べられるようなケーキにするため、濃厚な味わいのクリームチーズより軽くてコクのあるマスカルポーネチーズの方が向いているから推奨されているのかな、と個人的に思っています。
したがって上記の理由を踏まえると、クリームチーズで代用すると″やや酸味のあるティラミスになるであろう″という事が推測できます。
じゃぁ、クリームチーズで代用はだめ?
これもあくまで私個人的な意見になってしまうのですが、店で売る訳じゃないんだったら、クリームチーズを使っても全然OK!だと思います。
上記のティラミスは2つともクリームチーズで代用して作りましたが、全然酸味も塩味も気にならず、むしろ濃厚&めっちゃクリーミーで激ウマ♡だと思いました!
この点は、個人がどこまでお菓子作りにこだわりを持つか?だと思います。究極な味を求めるなら、マスカルポーネチーズ以外に、コーヒーや生クリームも新鮮で高級なものを使った方が良いですよね。でもそれだと、家庭で作るには材料費もかかってイタイ出費に・・・。
私的には気軽に出来て、それなりの見た目・それなりの味で、食べた人を美味しい笑顔にする事が出来たなら、それでOKだと思うのです。
クリームチーズの方が安いので、庶民派主婦の私は断然クリームチーズ代用派です(;^ω^)
クリームチーズで代用したティラミスレシピは、下記リンクを参照して下さいね!
色々気になっちゃう違いについてはコチラ♡
マスカルポーネとクリームチーズ違いまとめ!
同じチーズの仲間でも、こうして調べて検証してみると、様々な違いがわかりましたね。それぞれの特徴を理解する事で、それぞれの特徴を生かした、より美味しいお菓子を作る事ができるはず。
今回のティラミス以外にも、マスカルポーネチーズとクリームチーズは、様々なお菓子や料理など幅広い分野で大活躍!お酒のおつまみにも最高ですよね。
特徴的な2つのチーズをうまく使い分けて、さまざまなレシピに活用してみてくださいね。
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