こんにちは!あお(@aono.recipe)です。
今回は、粉砂糖と溶けない粉砂糖の違い&使い分け方法、代用できるか?についてご紹介します。
100均製菓材料コーナーにある粉砂糖。茶こしに入れて振りかければ雪のようなデコになりますし、クッキーやタルト生地にも使用されています。
ですが売り場には【粉砂糖】と【溶けない粉砂糖】、【グラニュー糖100%粉砂糖】など種類が豊富でどれを選んでいいかわかりにくいですよね。
それぞれの特徴や、クッキーやアイシングに使って比較してみたレビューも詳しくご紹介しますよ。
粉砂糖って普通の砂糖やグラニュー糖と何が違うの?





つまり同じグラニュー糖だけど、粒子の大きさが違うってわけね。
グラニュー糖は上白糖と違い、スッキリとした甘さが特徴。その為お菓子作りに良く使われるので、同じグラニュー糖から出来ている粉砂糖も又お菓子作りに向いています。
粉末状である特徴から、材料に混ぜ込んで使用する以外に、お菓子のデコレーション素材として上からふり掛けたりとその使用用途の幅がとても広い食材です。



粉砂糖って、ふりかけるだけでお店みたいなお菓子に変身させてくれるよね♡
\カロリーゼロ砂糖♪ダイエットの強い味方/


粉砂糖と溶けない粉砂糖の違いは何?ダイソーセリア、市販を比較



じゃぁ、粉砂糖と溶けない粉砂糖の違いって何なの?


今回は、ダイソーのパウダーシュガー(溶けない粉砂糖)、セリアの溶けない粉砂糖・粉砂糖・グラニュー糖100%粉砂糖、スーパー市販品の粉砂糖の4種を比較してみました。



まずはパッケージ比較からしてみます!
ダイソートッピングシュガー(溶けない粉砂糖)







水分に強い粉砂糖だからデコ向きなんだね。



砂糖の他に色々含まれてるみたいね。
セリア・溶けない粉砂糖







セリアの溶けない粉砂糖は、ダイソーと若干含まれてるものが違いますね。
セリア・粉砂糖はコーンスターチ入り







これは、粉砂糖にコーンスターチが入ってるのね!
セリア・グラニュー糖100%粉砂糖




特性上大変固まりやすくなっております。



これは材料が砂糖だけね。だから固まりやすいのかしら?
スーパー市販の粉砂糖







セリアの粉砂糖と同じくコーンスターチ入りで、幅広く使えるようですね!
つまり以上をまとめると、




- 粉砂糖には、グラニュー糖のみの純粉糖とコーンスターチが微量に混ぜられた粉砂糖がある
- ダイソーセリアの溶けない粉砂糖は水分に強い性質があり、砂糖以外に色々含まれている
- 粉砂糖はコーンスターチ入りで扱いやすく、生地に練り込みやアイシング、デコレーションなど幅広く使える
- グラニュー糖100%粉砂糖は、湿気に弱く固まりやすい
純粉糖はグラニュー糖100%ですが湿気に弱く、保管の際にダマになって固まってしまうので、それを予防する為にコーンスターチを混ぜた粉砂糖があります。
とは言ってもごく微量にしかコーンスターチが入っていませんので、使い勝手の良さを考えると私は後者の粉砂糖をおススメします。
溶けない粉砂糖・粉砂糖・グラニュー糖100%粉砂糖の見た目・味比較





セリアの3種の粉砂糖を比較してみました。




比較してわかったのが、
同じ粉砂糖でもサラサラ感・純白感に差がある
味わいに差がある
という点。
グラニュー糖&溶けない粉砂糖は純白ですが、粉砂糖は微妙にくすんでいます。
さらに、溶けない粉砂糖はほんとにサラサラ!粒子が細かい感じでした。



味わいはどうなの?
グラニュー糖粉砂糖は、口にいれるとスッと溶けて口当たりがほんといいですね。
溶けない粉砂糖は、口にいれるとザラつき感を感じます。
粉砂糖は、グラニュー糖粉砂糖と溶けない粉砂糖の中間の舌触り、といった感じでしたね。
溶けない粉砂糖はホントに溶けない?





3種類の粉砂糖をふりかけ、1時間放置した結果がこちら。




溶けない粉砂糖は確かに雪のようなデコレーションが維持されています!
粉砂糖とグラニュー糖粉砂糖は、ふりかけたあとは真っ白になったものの、時間の経過とともに溶け始め、白さがやや残ってい状態になりました。



グラニュー糖100%粉砂糖が溶け始めるのが一番早かったです。
溶けない粉砂糖はその名の通り、溶けにくい性質を持った粉砂糖。
通常の粉砂糖は水分・油分に非常に弱く、ケーキ等にせっかくデコレーションしても時間が経つと溶けてしまい意味がなくなってしまいます。
溶けない粉砂糖は、ケーキの見た目を保つために粉砂糖の粒子に油脂やデンプンなどでコーティング加工を施し溶けにくくなっているので、デコレーションに最適な粉砂糖といえますね。
溶けない粉砂糖でクッキーやアイシング代用できる?
でもさ、
ふりかけるだけの粉砂糖ってまじで使い切らない問題
ありません?



ひと袋使い切るのにどんだけふりかけるんだよ、って感じで絶対余るのよね。。。
なら、溶けない粉砂糖は粉砂糖の代わりとして使えるのか?
と思いましたので、クッキーとアイシングを作って検証してみました。


ダイソーの溶けない粉砂糖・セリアの粉砂糖・セリアのグラニュー糖100%粉砂糖でクッキーを作ってみました。
ケーキ用マーガリン25g・粉砂糖各種20g・薄力粉55g・卵黄1/2個
マーガリンに粉砂糖と卵黄を入れ混ぜ、薄力粉を入れこねたら1時間冷蔵庫で寝かし170度に予熱したオーブンで約12分焼きました。
生地を作っていた時に感じたことは、
グラニュー糖粉砂糖で作った生地はしっとりなめらか、粉砂糖で作った生地はやや固め、溶けない粉砂糖で作った生地はややほろほろめでまとまりにくい
だと言うこと。同じ分量で生地を作っても生地の質感に違いがありました。



生地や型抜きやすさの観点で言えば、グラニュー糖粉砂糖で作るのが一番おすすめですね。




ですが、実際に焼きあがりを比較してみたところカリッと感に微妙な差がありましたが、
という結果になりました。
溶けない粉砂糖でもクッキーが作れる。
ただし、少しだけ5gくらいマーガリン(バター)の量を増やすほうがしっとりまとまりやすくていいかも。
溶けない粉砂糖でアイシングクッキーは作れる?



アイシングって普通粉砂糖と卵白、レモン汁で作るけど、溶けない粉砂糖でも作れるのかしら?




各粉砂糖20gに卵白3g、レモン汁2滴くらいを加えて混ぜると、グラニュー糖100%粉砂糖で作ったアイシングは滑らかな状態に!




粉砂糖で作ったアイシングは、なめらかな状態ですが、グラニュー糖粉砂糖で作ったアイシングのほうが純白に仕上がりました。


ボロボロだった溶けない粉砂糖アイシングに卵白をさらに加えたら滑らかなアイシングになりました!


アイシング絞り袋でクッキーにデコして比較してみましたよ。




写真の左が溶けない粉砂糖でつくったもの、真ん中が粉砂糖で作ったもの、右がグラニュー糖100%で作ったものです。



粉砂糖で作ったアイシングはややオフホワイトなカラーだね。
アイシングの仕上がりにさほど大きな差はありませんが、溶けない粉砂糖で作ったアイシングは固まるのが一番遅かったです。



時間がかかりましたが2日後には固まりました。
溶けない粉砂糖でもアイシングが作れる。ただし卵白を増やす必要があり、乾くまでに時間がかかる。
粉砂糖で作るよりもグラニュー糖粉砂糖で作るほうが白く仕上がる。
粉砂糖と溶けない粉砂糖のおすすめ使用用途
粉砂糖


粉砂糖は上白糖やグラニュー糖と比較し、圧倒的に粒子が細かい特徴から、材料に混ざりやすい性質を持っており、ホロホロとした口どけの良い食感を出してくれます。食感重視のマカロンやクッキー、タルト生地に使用するのに向いています。
又、クッキーやケーキをカラフルに可愛くデコレーション出来るアイシングや、マシュマロフォンダント等には絶対必要不可欠な材料です。これらの用途で使用する場合、粉砂糖以外のグラニュー糖や上白糖での代用が効かないので注意が必要です。










溶けない粉砂糖
油分や水分に強いので、ケーキやシュークリーム等の仕上げデコレーション素材としての価値が非常に高い材料です。茶こしを使用して素材の上にふり掛けるだけで簡単かつ手軽に、味だけでなく見た目もワンランクアップさせる事が出来ます!


100均ステンシルシートを使って、粉砂糖をふりかければ


こーんなデコレーションも出来ちゃいますよ~。




最近では、ダイソーやセリアで、溶けない粉砂糖のピンク色も登場してますよ~。



スノーボールクッキーのふりかけには、粉砂糖・溶けない粉砂糖どちらでもOKですよー。


粉砂糖と溶けない粉砂糖の違いダイソーセリアまとめ
溶けない粉砂糖・粉砂糖は性質や原材料に差があることがわかりました。
簡単・安価でお菓子作りの味や見た目をワンランクアップさせる効果のある粉砂糖。それぞれの性質を理解し、美味しいお菓子作りが出来るように目指しましょう!湿気に弱いので開封後、保管の際には密閉容器などに入れて保管するようにしてくださいね。
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