前回はケーキに飾れる砂糖菓子・マシュマロフォンダントの作り方と、簡単な飾りを作る方法をご紹介しました。今回は砂糖菓子・マシュマロフォンダントを使った応用編、ビッグリボンの作り方です。
大きなリボンを作る為には、まず一つ一つのパーツ作りから。それを乾燥させ、張り合わせてひとつに。
そうして作った大きなリボンは圧巻!ケーキの上に乗せればケーキ全体がまるでプレゼントBOXのよう。とても豪華に演出してくれるので、大切な人に送るウェディングのお祝いケーキなどに使うのもおススメです。
砂糖菓子の作り方・マシュマロフォンダントでビッグリボンを作る方法とは?
用意するもの
クリアファイル
100円ショップで買えるクリアファイルを用意します。
クリアファイルを使ってリボンの形作りをするので、今回のリボン作りの為には必須です。
クリアファイルの大きさは好きなサイズでOK。今回はセリアのB5クリアファイルを使用しました。
ウィルトン色素
発色の良いリボンを作るには、ウィルトン色素がおススメです。粉末の色粉だと、ダマになったりとうまく混ざりません。この商品は、ジェルタイプで混ざりやすく大変使いやすいです。
追記:ダイソーのシュガーペーストパウダーでも代用OKです!
投稿が見つかりません。
セロテープ・ハサミ・、めん棒・製菓用マット・楊枝
材料
- プレーンマシュマロ30g
- 粉砂糖40g
- 作業用粉砂糖60g以上~
- 食用色素(ウィルトン色素を推奨)
- マシュマロ1個(接着用)
作り方
リボンの型・型紙を作成
①クリアファイルを幅2.5㎝・長さ6.5㎝の短冊にカットします。これを10個作ります。
別に、幅1.5㎝・長さ8.5㎝の短冊にカットしたものを1つ作ります。
②幅2.5㎝・長さ6.5㎝にカットしたものは写真の様に雫型に曲げ、セロテープで端を貼り合わせておきます。
リボン生地作成
②マシュマロフォンダントを作ります。ウィルトン色素などを加えて、好みの色に着色して下さい。
フォンダントをカットする
③作ったマシュマロフォンダントを伸ばし、①で作った幅1.5㎝・長さ8.5㎝の型紙をあて、包丁でカットします。
これを11個作ります。
また、500円玉サイズの大きさのものを1つ作ります。これが土台になります。
POINT
最後リボンを貼り合わせる土台ですので適当でOK。
成形
④カットしたフォンダントを①で作った雫型に巻き付け、端を指でつまみ貼り合わせます。
これを9個作り、クッキングシートを敷いたトレーに立てて、このまま乾燥させます。
残りの2個の端を斜めにカットします。リボンに動きが出るように写真の様に雫型を下に置き、クッキングシートを敷いたトレーの上でこのまま乾燥させます。
ここでしっかり、最低2日間カチカチに固まるまで乾燥させます。
張り合わせ
⑤接着用マシュマロを作ります。
レンジで数秒サッとマシュマロを加熱し、リボンと同じ色に着色します。
⑥接着用マシュマロを③で作った土台に付け、型紙を抜いた④を、4つ貼り付けます。
POINT
マシュマロが固まり出したら、レンジにサッとかけ再度溶かしてください。
⑥中心部分に接着用マシュマロをたっぷりとつける。
リボンとリボンの間の部分を埋めるように、さらに4つ、写真の様に貼り付けます。
⑦最後の1つを中心にのせ、④で作ったリボンにも接着用マシュマロを付け⑥の下に貼り付けます。
完成
⑧このまま最低半日、しっかりとくっつくまで、乾燥させて下さい。
湿気に弱く、ケーキにのせしばらくすると柔らかくなってくるので、使用する際は、直前に飾ってくださいね。
備考:似たようなものに、シュガークラフトってあるけど違いって何なの?
私がマシュマロフォンダントの存在を知ったのはここ数年。それまではシュガークラフトなるものを作ってきました。
シュガークラフトで代表的なのがウェディングケーキ。真っ白・パステルカラーのケーキ全体にバラの花などが飾られたアレです。
美しいシュガークラフトに魅了され書籍などで作り方を調べ、今まで自分なりに作ってきました。
写真の書籍は覚える為に買った愛読書。今田美奈子著:シュガーケーキデコレーションと、島津睦子・岩崎紀子著:シュガーデコレーションケーキです。
今回、とても似ている存在のマシュマロフォンダントとシュガークラフトの違いを、自分なりの見解でまとめてみました。
(あくまで個人的見解ですので、間違っていたらすいません。)
シュガークラフト
シュガークラフトとは、シュガーペースト(フラワーペースト)を使用して作られているものをさす。シュガーペーストの主材料は粉砂糖・卵白・ショートニング・タイローズパウダー(又はペタルペースト等)。粘性を出す為、パウダーの代わりに水あめを加えるレシピもあります。
タイローズパウダーなどの粘着性のあるガムペーストを加えている為、非常に良く伸びるので薄く生地を伸ばすことが可能。従って、バラなどの花びらもより繊細に、実物と同じようなリアルに作り上げる事が可能。乾燥するとかなり固くなり強度が強い。
よって、シュガークラフトはどちらかと言うと、砂糖で作った芸術品といった感じ。様々な花や葉、レースなどといったモチーフを作る為の専用の型が豊富にあります。
写真の型は、実はバラの型。型を抜いて芯に巻き付けていくと簡単・リアルなバラが作れちゃいます。1輪1輪作っていく時は、「なんか私内職で造花作ってるみたい・・・」という感覚に何度もなりました。
作品を作る際はビジュアル・リアル感が求められる為、シュガーペーストの材料に、針金やワイヤー、緑色のテープを使用したり、工芸用着色パウダーを使用します。食べられる材料で作っていますが、実際に食べるには不向きであろうかと思います。
写真は以前実際に私が作ったものです。ウエディングのお祝いにプレゼントしたものです。作るのに3週間かかりました。
マシュマロフォンダント
マシュマロフォンダントは今回ご紹介した通り、主材料はマシュマロと粉砂糖。比較的生地は良く伸びますが、リアル感のある造形を作るのにはシュガーペーストに劣ります。
しかし簡単に作れて使い勝手が良く、クッキーやカップケーキなどの表面をカバーリングしたり、リボンやお雛様などの造形など幅広い用途に使う事が可能です。
乾燥すると固くはなりますが、シュガーペースト程、強度は強くありません。乾燥させない状態はもちっとした食感で口どけも良く、美味しく食べる事が出来ます。
よって、マシュマロフォンダントは食べられる飾り。シュガークラフトが″リアル″とするならば、マシュマロフォンダントは″ドリーム″。お菓子にふんわりとした、カワイイ印象をもたらしてくれます。
飾ってカワイイ、食べて美味しいマシュマロフォンダント。スーパーで手に入るもので気軽に作れますし、フォトジェニックスイーツを作るのに強力なアイテムと言えますね。
まとめ
大きなリボンを作るには、一つ一つパーツを作っていかなければならないので、多少手がかかりますが、出来上がりはとても豪華!ケーキに飾れば、より立体的なデコレーションケーキを作る事が出来ます。
基本編、応用編をご紹介しましたが、マシュマロフォンダントで表現できるものは無限大。大きく作ってケーキを豪華に、小さく作ってケーキを可愛く!粘度細工のように楽しみながら作って、自分オリジナルのケーキを作って下さいね。
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