サンタやバースデープレートなど、ケーキの上にはカワイイ砂糖菓子が飾られていますよね。あれって自分でも簡単に作れちゃうの知ってました?今回は、砂糖菓子の作り方をご紹介します。
材料はたったの3つ!マシュマロを溶かして粉砂糖と好みの食用色素を加えて練るだけ!これはマシュマロフォンダントというもので、言わば食べられる粘土。粘度細工を作る感じで、自分オリジナルのカワイイ砂糖菓子が作れちゃうんです。
マシュマロフォンダントを使ってひな祭り・ハロウィン・クリスマス・バレンタインなどのイベント時のケーキにデコレーションすれば、とっても可愛いケーキになりますし、クッキーやカップケーキに飾ってもOK!大きな立体的なリボンだって作れちゃう!
砂糖菓子・マシュマロフォンダントは、どんなケーキも可愛く見せてくれる、オールマイティ&オールシーズンな万能デコ素材です。
今回は簡単な基本編①。伸ばしてくり抜いたり、形を作る飾りをご紹介します。
用意するもの
製菓用マット
本サイトではセリアの製菓用マットを使用しています。まな板でもOKですが、製菓用マットの方が作業しやすいのでおススメ。
棒
形を作ったり生地を押し当てたりと、細かい作業をするのに写真位の棒があると、大変重宝します。
本サイトでは
を上部
を先端
と呼ぶ事とします。
POINT
今回の棒はアメリカンドックについていた棒です。フランクフルトの串などでもOK。もう何年も愛用しています。
食用色素
今回使用した食用色素は、本サイトで度々登場するウィルトン色素。ジェル状なので、マシュマロフォンダントの生地に大変馴染みやすく、又発色がキレイなのでケーキのデコレーションを美しく彩る事が出来ます。
キャラチョコや宝石みたいなキャンディーを作るのに使用出来たりと、あると便利な材料の一つです。3年は持つので、一度購入しておくとしばらく使えますよ。
なんちゃってパティシエ風デザートを作りたい私にとって、マストな製菓材料の一つです。
ウィルトン色素があれば、こんなカワイイキャンディーも作れちゃいます♡
好みの型
ハートや花などの型を用意します。クッキー型の他に、セリアのお弁当商品コーナーにあるハムやチーズなどの抜型など、好みの型でOKです。
基本のマシュマロフォンダントの作り方
材料
- プレーンマシュマロ20g(約6個)
- 粉砂糖30g
- 作業用・粉砂糖30g以上(多めに用意しておく)
- 食用色素
マシュマロを溶かす
①茶碗等にマシュマロ20gを入れ、小さじ1/4程度のごくごく少量の水(分量外)を入れて、マシュマロの表面を濡らすように絡める。
600W のレンジで15秒、マシュマロがぷく~っと膨れるまで加熱し溶かします。
粉砂糖を加える
②粉砂糖30gを加えスプーンで、マシュマロに粉砂糖を練り込んでいく。伸びたりネバネバし、やや骨が折れる作業ですがだんだんとまとまってきます。
捏ねる
③ややまとまったら製菓用マットの上にあける。作業用の粉砂糖30gを少しずつ指先で捏ねていき、粉砂糖を馴染ませていく。
POINT
ベタベタし手にくっついてしまうので、マットの上でさらに粉砂糖を加え捏ねていく。
手にくっつかず、指で押して後が残るような状態になるまで、粉砂糖を加えていきます。
今回のレシピでは、作業用に30gと記載していますが、べたつき加減に合わせて練り込む粉砂糖の量を調整してください。
POINT
練り込む粉砂糖の量が多くなっていくとだんだん固くなってくるのがわかると思います。
紙粘土のような状態になったら練り込み完了。
べたつきが強いと作業しにくいので、ここでしっかりと紙粘土状に作りあげて下さい。
着色
④作りたい量を取り、ウィルトン色素などを加え着色していきます。
好きな形に作ったら、クッキングシートを敷いたトレーの上にのせ、1~3日部屋に置いてカチカチに乾燥させれば完成です。
ダイソーシュガーペーストパウダーでも作れます!
飾り作成例
小花
生地を伸ばし花形で抜く。棒の上部を使い押し出してあげるとうまく取れます。
花の中心に棒の先端を押し当てるとさらに可愛くなります。
POINT
セリアのハムチーズ用の型が小さめなので、小花作成におススメです。
梅
梅型で抜きます。
中心に小さく丸めた黄色をのせ、棒の上部を軽く押し当ててくっつければ完成。
ハート
くりぬいたハートに小花をのせても可愛いですね。くっつかない場合は、小花裏面にかるく水をつけると、アイシング不要でくっつきます。
プルメリア
小さめの口金を使って型抜き、5個の丸を作ります。
2つの丸をずらして置き、中心に棒の上部を押し当てくっつけます。
1枚ずつ置いては押し当て、円を描くように5枚置きます。
中心に小さく丸めた黄色をのせ、上部を押し当て固定します。
リボン
細長く伸ばして、4辺を包丁でカットし整えます。
中心に向かって折りたたみます
中心部に棒上部を押し当て固定します。
指で真ん中をつまみ、小さくカットした短冊を巻き付ける。巻き終わりは下にする。
雪の結晶
星形に抜いたら、包丁で写真の様に切り込みを入れる。
細めのストローの半円部で写真の様にくり抜く。
カットした切り込み部を丸くくり抜く。
POINT
だんだんストローの先が詰まってやりにくくなってきたら、ハサミでカットすればOKです。
ミニバラ
小さく7個丸めます。
6個を楕円形に薄く伸ばします。
1個を楊枝の先端につける。(芯)伸ばしたものを1枚ずつずらしながら巻き付けていく。
全て巻いたら楊枝を引き抜く。
造形
粘度細工を作る要領で立体的な飾りも作れます。写真の様なお雛様は顔と胴体を分けて作って乾燥させ、固まったら顔と胴体をアイシングで接着し作りました。
髪の毛の部分はセリアのブラックココアを練り込み黒に着色しました。
顔の表情は、ココアを水でペースト状に練り、コルネに入れて書きます。
デコレーション例
ロールケーキにもマシュマロフォンダンを使用し、サンタや雪の結晶を作り、クリスマスデコレーションしたものです。
同じロールケーキでも写真の様にデコレーションする素材を変えるとイメージも一変。花を沢山散らせばひな祭りケーキになりますよ。
カップケーキ上部に飾るのもおススメです。
注意点
- 放置するとだんだん表面が乾燥してくるので、すぐに作業しない場合は、ラップでぴっちり巻いて冷蔵庫に入れて保管して下さい。
- 冷蔵庫で2~3日は保管可能です。
- 生地がまだ柔らかいうちは、少し水を塗ると生地同士をくっつける事が可能です。固まってしまった場合は、アイシングを接着剤代わりに使用し、くっつけて下さい。
- 水分や湿気に弱いので、ケーキなどのデコレーションに使用しそのまましばらくすると柔らかくなってきます。ケーキに飾る際は、直前に飾ってください。
- クッキーやカップケーキなどの水分の少ないものに使用する場合は、表面が乾燥しているので問題ありません。
- 同じ粉砂糖でも溶けない粉砂糖は使用不可です。
まとめ
可愛い飾りを自分で作れるようになれば、デコレーションも思いのまま。マシュマロフォンダントをケーキに飾れば、見た目の可愛さがグーンとアップするから、クリスマスやひな祭り、バースデーで大活躍出来るはず。
又、可愛くケーキを彩るだけではなく食べられるのも、大きな魅力ですね。マシュマロフォンダントを使って世界でたった一つの自分オリジナルのケーキを作って下さいね。
次回は、さらに応用編!
マシュマロフォンダントを使って、上記写真の様なゴージャスで大きいリボンの作り方をご紹介します。
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