こんにちは!あお(@aonorecipe)です。
ゼリーのレシピを見ると、材料にアガーと書いてある時ありますよね。
アガーって何?ゼラチン・寒天とはどこが違うの?って思った方いませんか?
今回はアガーについて&使い方のコツや値段・固まらない時の解決方法をご紹介します。
でも、アガーが手に入らないからゼラチンで代用出来る?というギモンについても合わせてご紹介しますね~。
アガーとは?使い方や値段&固まらないときの解決方法・代用出来る?寒天とゼラチンの違いもご紹介
アガーって何?ゼリーの素?
一般的にゼリーを作るときにはゼラチンや寒天が知られていますが、アガーもゼリーを作る材料です。
その特徴は、
- 無色・無臭のゼリーの素
- なんといっても透明度の高さ
- 常温(約30℃~40℃)で固まる
- 夏期の室温でも型崩れしにくく、形が保たれる
- 型抜きも寒天のように簡単キレイ!
という事!
透明感バツグンでプルプルだと話題になった、水信玄餅もアガーで作れちゃいますよ☆
寒天の固まりやすさや保形性や型抜きのしやすさ、
ゼラチンの食感の滑らかさや透明度
とそれぞれのイイトコを取ったようなものがアガーなんです(*´з`)
少し固めに作れば、
シリコン型で型抜きゼリーもできちゃいますよ(*^^*)
海藻の味わいを感じはぎれのよい寒天、スッと口の中で溶けやすい特有のにおいを持つゼラチンとも違う、
ココがポイント
無味無臭・どちらかと言えば柔らかいこんにゃくゼリーに似ている感じ。
アガーゼリーは手で持てたりしますよ~。
こちらの商品のパッケージを見ても、その特徴が書かれています。
海藻(紅藻類)から作られた寒天入りのゼリー素(アガー)はふやかす手間がいらず。砂糖と合わせて軽く沸騰させるだけでツルルンとなめらかな食感のゼリーが出来上がります。
また、ゼラチンで作ったゼリーは冷蔵庫にしばらく入れないと固まらず、出来上がるまでに時間がかかるのですが、
ココがおすすめ
アガーは常温で固まるから時短ゼリーが作れる
という寒天と同じような特性を持っていますね。
アガーの原材料・危険性があるの?
アガーの原材料表記を見ると、
ブドウ糖・寒天・ゲル化剤(増粘多糖類)
あったり、
他メーカー(パールアガー)では
ローストビーンガム・カラギナン・リン酸二水素ナトリウム
などとの記載が。
えー、食品添加物が入ってる!
って思って、
じゃ、子供に作るのやめよっかな…。
体に悪いものあげたくないし…。
と思ったママもいるかもですが、
ココがポイント
アガーに使われている増粘多糖類は海藻や種子など植物性由来の成分で、大量摂取しないのであれば特に危険性が少ない
のだそうです。
アガーの値段・コスパについて
HomemadeCAKE
- 158円 5g×5袋(25g)1g当たり6.32円
- 1箱で約1.25Lのゼリーが作れる
イナアガーL
- 1500円 250g×2袋(500g)1g当たり3円
- 2袋で35Lのゼリーが作れる
パールアガー8
- 1620円 500g 1g当たり3.24円
- 1袋で約15Lのゼリーが作れる
クールアガー
- 1000円 100g 1g当たり10円
- 1袋で約6.2Lのゼリーが作れる
※表記は税込の値段、価格は変動する場合があります
※イナアガーは楽天ショップで送料込みの値段
※パールアガー8は楽天ショップで送料別の値段/送料込みだと1g当たり4.78円
※クールアガーは楽天ショップで送料込みの値段
アガーの使い方とゼリーの作り方
基本の作りかた(目安)
- アガー5g
- 砂糖20g
- 水120~150ml
- 果汁80~100ml
こちらのアガーは、5gで200~250mlの液体でゼリーを作るのは、ゼラチンと似ています。
寒天は4gで500mlの液体を固まらせられます。
注意ポイント
※アガー分量は各メーカーにより違いがありますので、断定するものではありません!パッケージ等よくご確認下さい☆
①初めに乾いた容器にゼリーの素と砂糖を入れよく混ぜ合わせます。
②鍋に水を入れ、①をダマにならないように木べらでよく混ぜながら少しずつ加えます。
③鍋を中火にかけて良く混ぜながら溶かし、軽く沸騰させて(約90~100℃)から火を止めます。
④果汁やフルーツを加えて容器に流し入れ冷やし固めます。
アガーゼリーの作り方が、寒天やゼラチンとは違う点をまとめると
- 砂糖と混ぜて、少しずつ液体と混ぜる(ダマ防止)
- 軽く沸騰させる
点ですね。
- ゼリーは水にふやかしてから、熱い液体に溶かして作る
- 寒天は水に溶かして、沸騰したら弱火で1~2分煮溶かす
ので、作り方もアガーはゼラチンや寒天と異なる事がわかりました☆
アガーゼリーが固まらない!解決方法は?
と思い作ったものの、
アガーゼリーが固まらないよ?!なんで?!
という方、注意ポイントをよく確認しないで作った可能性が…。
商品パッケージにも、作り方には注意しないと固まりにくくなってしまう点がいくつか挙げられています。
固まらない理由①アガーがダマになった
注意ポイント
ダマになると、アガーの凝固力が下がり固まらない場合があります。
アガーはメーカーによってダマになりやすいもの、ダマになりにくく溶けやすいものがあります。
その場合は、水にアガー&砂糖を少しずつ木べらで混ぜるよりも、100均ミニホイッパーの方がダマ防止に効果的。少しずつ液体に混ぜる(作り方工程①②)ようにしましょう。
砂糖を加えたくないという時は、アガーに少しずつ液体を加え、ホイッパーで混ぜながら加えて下さい。
ですが、アガーは糖度が高くなると、強度や粘度も高くなるそう。
砂糖の量によって固さも変動するので、注意が必要です。
固まらない理由②よく煮溶かせていない
アガーには寒天も含まれているものもあるので、加熱不足によってアガーがしっかりと煮溶かせていない場合も。煮溶かせていなければ、アガーの凝固能力も下がってしまいます。アガーは商品パッケージを見ると、軽く沸騰させるか沸騰直前まで加熱する、と書いてあります。
メーカーによって違う場合があるので、加熱方法を作る前に必ず確認!
固まらない理由③酸味の強い果汁を煮たたせてしまった
注意ポイント
アガーと酸味の強いオレンジジュースなどを入れてお鍋で一緒に煮たたせてしまうと、固まらない場合があります。
アガーとジュースを一緒に煮たたせるのはNGです。
オレンジジュースゼリーを作りたい場合は、水・砂糖・アガーを煮たたせたものに、常温の果汁を加えて作ってください。
酸味の強さによって、ゼリーの固さが弱くなる事があるので、その場合はアガーの量を増やすなどの調整が必要です。
固まらない理由④冷たい液体を加えた
オレンジジュースを後から入れる場合、冷たいまま加えるとアガーが一瞬で固まってしまうので、まるで、つぶつぶゼリー入りのジュースの状態になってしまいます。その状態で型に流しても固まりません。
あとからジュースを加える場合には、人肌にあたためてから加えるのがポイント。
仮に固まってしまっても、かるーく加熱して煮溶かせば修正可能ですよ(*^^*)
固まらない理由⑤ヨーグルトや乳酸飲料を使った
ヨーグルトや乳酸飲料を加える場合は、性質上分離したり固まりにくい場合があるそうです。
その場合はゼラチンを使う、など変更した方がいいかも。
固まらない理由⑥アガーゼリーが冷え始めて混ぜた
注意ポイント
アガーは常温でも固まってしまうので、冷めてトロミが付き始めた段階でグルグル混ぜてしまうと、固まってくっつき始めたゼリーがちぎれてバラバラになってしまいます。
その状態で型に流してもバラバラになっている状態(いわばクラッシュゼリー)なので、うまく凝固しない場合があります。
アガーゼリー液は粗熱が取れたらすぐに型に流す。
冷えてしまったら再加熱してみる。
固まらない理由⑦メーカーによって異なる凝固能力
アガーの有名メーカーにはイナアガー・パールアガー・クールアガーなどがあります。名前の違いは製造元が違う為。
これらは同じ”アガー”なのですが、原材料もそれぞれ異なるので、固めた時の固さや食感はそれぞれ異なります。
なので、この前アガーを5g加えたから、今回は別メーカーだけど同じ分量加えればいっか♪と思ってみたら、全然固まらない!という場合が…。
商品パッケージやメーカーHPを見て、作る液体量に対するアガーの目安量を確認する!
アガーをゼラチンや寒天で代用出来る?
↑↑
っていう人絶対いると思う。
だってアガーが売ってないからってネットで買おうとすると、スーパーで数百円とかで済むゼラチンに比べて
送料込みで
何千円もかかるし。
そう考えると、手を出すのに躊躇する時あるじゃん?
結論から言えば
代用出来ない事もない。
って感じです。
ポイント
液体を固める、という目的ならその液体量に見合った寒天やゼラチンを加えればOK。
ただし寒天やゼラチンによって目安となる分量、作り方は異なるので、
レシピと同じ分量を加える
同じ作業工程はNG!
オレンジジュースのアガーゼリーをゼラチンオレンジゼリーにする場合は、液体量に見合ったゼラチンを2倍量の水でふやかしておき、鍋で60℃以上にあたためたジュースにふやかしたゼラチンを加え溶かして作る感じです。
オレンジジュースのアガーゼリーを寒天オレンジゼリーにする場合は、液体量に見合った粉末寒天を1/3~半量の水を1分以上煮溶かし、人肌に温めたジュース・砂糖を加えるといった感じ。
ですが代用すると、
ココに注意
仕上がりの見た目・食感や固さ・舌触りなどに圧倒的に差が出る
ので注意が必要です。特に型抜きゼリーの場合、ゼラチンよりアガーの方が保形性が強いので、ゼラチンで代用した場合には型抜きできずに崩れてしまう、といった場合もあります。
反対にゼラチンを使うムースに、アガーで代用出来るか?という場合は、アガーが常温で固まってしまう性質上難しいですよ!
アガーでコーヒーゼリーのレシピ
アガーを使った、超かわいいコーヒーゼリーのレシピを作りました♪
100均シリコン型で簡単かわいい型抜きコーヒーゼリーのレシピはコチラ
アガーの豆知識まとめ
アガーとは寒天やゼラチンとも違う、無色無臭・透明度の高さ・常温で固まり溶けにくいが特徴のゼリーの素でした。今まで子供のお弁当には寒天のフルーツゼリーを持たせていたのですが、今度からはアガーゼリーにした方が喜びそうなのでリピ決定です☆
良かったら作ってみて下さいね~。
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