こんにちは!あお(@aonorecipe)です。
琥珀羹って知っていますか?寒天に砂糖を加える代わりに、砂糖を焦がしたカラメルを加えたもの。固めた寒天は、透き通った琥珀色に輝きます。
ほろ苦い甘さが寒天の美味しさを引き立てるので、そのままでも、まるで黒蜜をかけたようなコクのある味わいに。
ひんやり冷やしたら仕上げにきなこをかけて。とても究極シンプルな味わいなのに、あと引く美味しさです。
さっぱりしているので、いくらでも食べれそう。これからの時期に食べたい和風冷菓の簡単レシピをご紹介します。
琥珀羹~簡単寒天レシピ~
用意するもの
流しカン
昔ながらの流しカン。寒天に使用する他、煮凝りなど和食でも使用される、ステンレス製の型です。今回は縦13㎝×横14㎝のサイズのものを使用しました。
なければタッパーなどで代用も可能ですよ。
材料(3~4人前)
- 粉寒天2g
- 砂糖50g
- お湯300㏄
- きなこ(好みであんこ・黒蜜なども)
作り方
砂糖を焦がす(カラメル)
①鍋に砂糖50gと水大さじ1(分量外)を加え、強めの中火にかける。
POINT
鍋はそのまま何もしないで。木べら等でかき混ぜない様にしてくださいね。
砂糖が結晶化して固まってしまう事があるからです。
②だんだんと煮詰まって端の方から焦げてきたら、均一に混ざるようにゆっくり鍋を揺り動かします。
③砂糖が煙をあげて焦げ茶色に変わったら、一旦ぬれぶきんの上などに置きます。これは、砂糖がこれ以上焦げるのを抑える為です。
寒天を加える
④そこにお湯300㏄と粉寒天2gを加え、再び中火にかけます。鍋底に固まったカラメルと寒天を溶かすように木べらで混ぜます。
沸騰させ煮詰める
⑤沸騰したら、フツフツする位に火加減を調整して、約2分煮詰めます。
POINT
寒天は溶けにくいので、沸騰させてしっかりと溶かす必要があります。この作業を行う必要があるのが寒天の特徴です。
しかし、火が強いと水分が蒸発しずぎてしまうので、沸騰させすぎには注意してくださいね。
流しカンに流して固める
⑥煮詰めたら、⑤を流しカンに流し込みます。そのまま放置しても冷めてくると常温でも固まりますし、氷水につけて冷やすとすぐに固まります。
完成
⑦包丁でさいの目にカットし、盛り付けます。型にくっついていますが、少し力を加えると簡単にはがれます。
少し水をかけると取り出し易くなりますよ。器に盛りつけたら、しっかりと冷蔵庫で冷やします。
とてもシンプルな味わいが、あとを引きます。
10数年前初めてこれを作って食べ、衝撃を受けたのを今でも覚えています。
きなこだけでは物足りないと思ったら、黒蜜やあんこを添えて下さいね。
透き通った琥珀色が涼を感じさせます。
フォトジェニックで涼しそうな見た目を作るには、ガラスの茶器がおススメ。
ダイソーの冷茶グラスに今回は盛り付けてみました。
冷茶グラス位の大きさが、一人前の量を盛るのに丁度良いのです。
琥珀羹作り方のまとめ
寒天はゼラチンよりもすぐに固まるので、冷たいデザートがさっと作れ時短レシピに大活躍!食物繊維も豊富、食べ応えもあるのでダイエット中にもおススメです。
寒天お菓子作りのバリエーションを増やしたいなら、砂糖と寒天だけで簡単に作れる琥珀羹も、是非春・夏レシピの一つに入れて見て下さいね。
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