今回は、サクサクで美味しいタルト生地のレシピをご紹介します。
でもタルトって作るの難しそう・・・。と思ってしまう人もいるはず。タルト作りで苦戦するのが、型のサイズ以上に生地を大きく伸ばすこと。途中でひび割れてしまったりとうまく伸ばせない・・・!
今回はそんな問題をクリア。ひび割れにくいタルト生地のレシピに調整したので簡単。生地を伸ばすコツも、合わせてご紹介します!
又、あまったら冷凍できるの?というギモンにお答えします。
波型のクッキー生地で作ったお皿に、好きなフルーツやクリームを、ぎゅっと盛り込んで作るタルトは、とてもフォトジェニックでおしゃれ。カフェ風スイーツがおうちで作れちゃいますよ~。
タルト生地のレシピ!簡単に伸ばすコツとは?
材料(直径22㎝タルト型1台分)
- 薄力粉150g
- 粉砂糖60g
- バター80g
- 卵黄1個
- バニラエッセンス少々
用意するもの
タルト型
タルト型は、写真の様に底が抜けるタイプが、取り出しやすく、使いやすいのでおススメです。
今回は直径22㎝、ステンレス製のものを使用しました。
めん棒・ラップ・製菓用マット・刷毛・茶こし
めん棒・ラップ・刷毛はタルト作りのマストアイテムです。
製菓用マット・茶こしはあると便利ですが、無くてもOKです。
100均素材大活躍です♡
作り方
材料を加えていく
①室温又はレンジに軽くかけて柔らかくしたバター80gをボールに入れ、軽く練る。
②粉砂糖を加え、泡だて器で良く混ぜ合わせる。
POINT
バターが固めだと粉砂糖と混ざりにくいので、バターは柔らかめ(ゆるめ)にしてから粉砂糖を加えて下さい。
室温だと夏場以外は固めなので、私は、軽くレンジにかけちゃいます☆
③卵黄1個分を加えさらに良く混ぜます。
④バニラエッセンス少々を加えます。
薄力粉と合わせる
⑤薄力粉をザルでふるって加え、木べらでなじませていきます。
⑥だんだんひとまとまりになったら、ラップでぴっちりと包んで冷蔵庫へ。
最低2時間、休ませます。前日に作ってもOKです。
POINT
ここでしっかりと休ませるのは、生地がだれるのを防ぎ、生地を伸ばしやすくする為です。
型の準備
⑦冷蔵庫で生地を休ませている間に、型の準備をします。
型に溶かしバター又はマーガリン(分量外)を刷毛で塗ります。底板・サイドにもしっかりと。
サイドは、塗っても流れてしまうので、一度塗ったら少し冷蔵庫で型を冷やします。
さらにもう一度バターをぬります。
⑧強力粉(分量外)を茶こしで多めにふりかけます。茶こしがなければ手でふりかけてOK。
型をかたむけ、余分な粉を落とします。
POINT
バター・粉を型に塗るのは、焼きあがったときに型から外しやすくする為。
ここでしっかりと型をコーティングしておかないと、型から外れない!なんて可能性もあるので注意して下さいね。
タルト生地を伸ばすコツ!
⑨製菓用マットに大きめにカットしたラップを敷きます。(マットは別になくてもOKです)
そこに休ませたタルト生地を置き、上にさらにラップを乗せます。
⑩めん棒で生地を伸ばしていきます。写真の様に、生地の大きさがタルト型を上回る位(直径30㎝)に伸ばします。
POINT
めん棒を伸ばすのが一方向からだと、生地の伸ばしが不均衡に・・・。
生地やめん棒の角度を変えて、生地を広げるように伸ばすのがコツです。
POINT
ラップで挟んで生地を伸ばすのが、生地を大きく伸ばしやすくするコツです。
型に生地を敷く
⑪生地を伸ばしたら、上のラップをはがします。
下のラップ端部分を持って、一気にひっくり返して型にのせます。
ラップの上から、生地を型になじませていきます。
ラップをはがし、めん棒を型にそわせるように転がし、余分な生地を落とします。
余った生地で補正
⑫型側面に、余った生地を均等に貼り付けていきます。
写真の様に、親指で側面を押し、人差し指で平らにならすようにするとキレイに仕上がります。
POINT
型より3mmほど生地をはみ出させて補正するのがコツ。
こうすることで焼いたときにタルトの高さが低くなるのを防ぎます。
ピケ&休ませる
⑬火の通りを均一にする為に、フォークで型にピケ(穴をあける)します。
冷蔵庫で30分冷やします。
POINT
バター分の多い生地なので、焼き縮みを防ぐ為に焼く直前まで冷やしてくださいね。
POINT
ここでオーブンを170℃に予熱開始します。
焼き上げ
⑭このまま重しをして空焼きするか、写真の様にクレーム・ダマンド(アーモンドプードルのバターケーキ生地)を敷いて焼くのが主流。170℃のオーブンで約40分焼きます。
焼きあがったら、型のまま冷まします。粗熱が取れたら型から外します。
クレームダマンドのレシピはこちらを参照して下さいね。
タルト生地があまったら冷凍できるの?
今回の22㎝サイズより小さい型などを使用したら、生地があまってしまった・・・。
そんな時は冷凍保存が可能。水分が入らない様に、ぴっちりとラップをすれば、冷凍庫で1週間位は保存が可能です。
使う際は、前日に冷蔵庫に入れて解凍してから使って下さいね。タルトとして使用しなくても、クッキーにする事も出来ますよ!
使うお砂糖は粉砂糖じゃなきゃだめ?
一般的なタルトのレシピだと、粉砂糖を使うのがキホン。それは、粉砂糖を使って、生地のホロホロ・サクサク食感を出す為。
でも、粉砂糖を使うと通常のお砂糖より割高で、お菓子作りの経費もかさんでしまうのが悩みどころ・・・。
個人的主観だと、割安な上白糖やグラニュー糖を代用してOKだと思います。(当サイトはこだわりぬいた味を求めるのではなく、それなりに誰かを笑顔にさせる味・誰かを喜ばせられる見た目であれば、それでOKとしているので。)
上白糖を代用として使うと、タルトの食感がホロホロ感→カリカリ感に変わりますが、それはそれで全然美味しいと思います。
ただし、甘さが強くなるので砂糖の量は減らして下さいね。
ポイント
タルトなどのクッキー生地を作る時は、卵黄+粉砂糖の組み合わせが一番柔らかいテクスチャーになります。
卵黄を全卵、粉砂糖を上白糖やグラニュー糖に変えると、固めのカリッとした食感に。自分好みの求める食感に応じて調整して下さいね。
タルトの型はどんなタイプがある?
今回使用した22㎝のものは大きめなので底が取れるタイプですが、小さめのタルト型だと底が抜けないものもあります。
写真の様にハート型のものや、ステンレス製の他に生地がはがれやすいテフロン製のタイプもあります。
上記写真は100円ショップで買ったハートのタルト型で作って見ました!小さいサイズで作ればプレゼントなどに使えますよね。
まとめ
生地を大きく伸ばすのに苦戦しがちなタルトも、ラップを使う事で伸ばしやすくなり、型に敷くのも簡単に。
今回の型でなくても、100円ショップでかわいい形のタルト型が種類豊富に売っていますので、是非作って見て下さいね。
次回はこのタルト生地を使って、相性バツグンのいちごを沢山詰め込んだ、イチゴのワインゼリータルトのレシピをご紹介しますね!
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