こんにちは!あお(@aono.recipe)です。
プルプルで透明のゼリーが作れると人気のゼリーの素、アガー。
今回はイナアガー・パールアガー・クールアガーの違いをご紹介します!
それぞれの特徴や使い方、値段、基本レシピで作った時のゼリーの状態を徹底比較してみました。
また、アガーはゼラチンで代用出来る?アガーとゼラチン・寒天の違いは何?アガーゼリーが固まらない時の原因は何?といったギモンについても合わせてご紹介しますね~。
【イナアガー・パールアガーとクールアガーの違いとは】使い方や値段・原材料&ゼリーを比較してみた!ゼラチンで代用出来る?
イナアガー・パールアガーとクールアガーの違いとは何?コープアガーもある?
イナアガー・パールアガー・クールアガーなど“一番明確な違い”は、
作ってるメーカーが違う
という事。
- イナアガーはかんてんぱぱシリーズで有名な伊那食品工業株式会社、
- パールアガーは富士商事株式会社、
- クールアガーは新田ゼラチン株式会社
で製造されているので、色んなアガーが存在する明確な違いはコレ。
ですが上記のアガーは近所のスーパーだと売ってませんでした。
私の近隣スーパーで市販されているのは、少量サイズのコチラでした。
このアガーは共立食品が販売していますが、製造元はイナアガーと同じ伊那食品工業でした。
他にもコープアガーなどもあるそうです。
体感的に、寒天やゼラチンはメーカーが違っても、水500mlに対し4gなど、
加える液体量に加える量や作り方(加熱方法)は同じでした。
ではアガーもメーカーが違えど
加える量や作り方は同じなのか?
そこらへんを次に掘り下げて行こうと思います!
パールアガー8とは?値段や特徴・使い方
原材料
- ローストビーンガム・カラギナン・リン酸二水素ナトリウム・食品素材
内容量
- 500g
値段(税込)
- 1620円/送料込みだと2390円
基本レシピ(果汁ゼリー)
- アガー30gに対し水400ml・ジュース500ml(他砂糖など)
加熱方法
砂糖とアガーを混ぜたら水に徐々に加え混ぜ80℃位まで加熱、人肌に温めたジュースを加え混ぜる。
イナアガーLとは?値段や特徴
原材料
- ぶどう糖・寒天/ゲル化剤(増粘多糖類)
内容量
- 500g(250g×2袋)
値段(税込)
- 1500円/送料無料
基本レシピ(果汁ゼリー)
- アガー10gに対し水300ml・ジュース300ml(他砂糖など)
加熱方法
砂糖とアガーを混ぜたら水に徐々に加え混ぜ、沸騰したらさらに1分程かき混ぜて火を止め、人肌に温めたジュースを加え混ぜる。
クールアガーとは?値段や特徴
原材料
- ローストビーンガム・カラギーナン・リン酸一カリウム・ぶどう糖
内容量
- 100g
値段(税込)
- 1040円/送料込み
基本レシピ(果汁ゼリー)
- アガー13gに対し水400ml・ジュース400ml(他砂糖など)
加熱方法
砂糖とアガーを混ぜたら水に徐々に加え混ぜ煮立ったら、人肌に温めたジュースを加え混ぜる。
スーパー市販品のアガーとは?値段や特徴
原材料
- ぶどう糖、寒天/ゲル化剤(増粘多糖類)
内容量
- 25g(5g×5袋)
値段(税込)
- 158円
基本レシピ(果汁ゼリー)
- アガー5gに対し水120~150ml・ジュース80~100ml(他砂糖など)
加熱方法
砂糖とアガーを混ぜたら水に徐々に加え混ぜ、沸騰したら火を止め、人肌に温めたジュースを加え混ぜる。
と、上記をまとめるとメーカーによって
原材料・値段・量
に大きな違いがありました。
量あるけど保存しやすいようにジップバックタイプのイナアガー・クールアガーは使い勝手良い~(´▽`*)
また作り方の違いでは、ゼリー100cc作るのに対し
- イナアガーはアガー1.67g/沸騰後1分加熱
- パールアガーはアガー3.33g/80℃までの加熱
- クールアガーはアガー1.63g/煮立ったら(沸騰直前?)まで加熱
- 市販アガーはアガー2g/軽く沸騰させる
となり
ココに注意
- 加えるアガーの量が違う
- アガーの加熱方法が違う
って事がわかりました!
なんで、アガーでゼリーを作りたい場合は自分で持ってるメーカーのアガーを使ったレシピを探した方が良さそうかも…。
また基本レシピを参照にすると、
ポイント
- 一番コスパ良しなのはイナアガー
- 一番コスパが悪いのはクールアガー
- 一番手軽なのは市販アガー
となります。
※アガーの値段は楽天ショップで自身がネット購入した時点での価格となりますので、変動する場合があります。
基本レシピはパッケージに書いてあるものを参照しました。レシピによって加えるアガーの量が違っていますので、詳しくは各社HPを参照して下さい。
イナアガー・パールアガーとクールアガー・市販アガーのゼリーの状態を比較してみた
ってなワケで実際に4種のアガーでゼリーを作って見ました。
今回のサンプル用レシピ
- イナアガー:アガー5g・水300cc・砂糖35g・カキ氷シロップ小さじ1
- パールアガー:アガー10g・水300cc・砂糖33g・カキ氷シロップ小さじ1
- クールアガー:アガー3.3g・水200cc・砂糖30g・カキ氷シロップ小さじ0.7
- 市販アガー:アガー5g・水250cc・砂糖30g・カキ氷シロップ小さじ0.8
※加熱方法は各メーカーに合わせて変更しました。無色透明だど写真撮りずらいんで、カキ氷シロップ加えて色付けしたよ。
(今回ホントややこしい事したな、と我ながら思う…。)
カップに流してみたら仕上がりはこんな感じ。
透明感はそれぞれあるけど、
パールアガー・クールアガーがダントツクリア!
※カキ氷シロップ加えない状態で比較
市販アガーはちょい黄色っぽいかな。
食べてみた食感を比較すると
イナアガーはトロトロ~な感じでコシは無くゼラチンに似て、わずかに寒天っぽい味がします。
パールアガーはプルルン!チュルルン!とし弾力性とコシのある食感です。
クールアガーはトロ~だけどぷるんな感じで、わずかにコシがあって口どけがいいですね。
市販アガーはプルプルな食感で固さはありますが、歯切れ良くコシのある食感です。
わずかな差だけど、一番パールアガーがこんにゃくゼリーっぽい弾力感が強かった感じです。
型抜きによる保形性があるのは、パールアガーと市販アガーですね。
とくに市販アガーはくっきりキレイな仕上がりです♪
ゼリーの状態を比較して分かったことは
注意ポイント
- メーカーによって透明度が違う
- 基本レシピが違うため、仕上がりの固さに差がある
- 器に流す、型抜き、によってアガーの量を調整する必要がある
って事ですね。
あと補足で思ったのがパールアガーはややダマになりやすいって事ですね。(←このダマの件は以下に続きます)
アガーゼリーは砂糖なしでも作れる?
ココがポイント
アガーは砂糖と混ぜてから、水に少しずつ加えるって工程は各メーカーとも一緒です。
アガーは水に直接加えるとダマになりやすいので、砂糖と混ぜてダマ防止するって事みたいです。
その場合はアガーに少しずつ液体を加え、ホイッパーでよく混ぜながらなじませればOK。
ですが、アガーは糖度が高くなると、強度や粘度も高くなるそう。
砂糖の量によって固さも変動するので、注意が必要です。
でも、パールアガーはこのやり方でも全然ダメ!超ダマになってしまいました。
個人的にはパールアガーで砂糖なしゼリーを作るのは苦戦しそうだと思いました。
※今回の検証結果はあくまでも個人的な感想によるものであり断定するものではありませんので、その点ご了承下さい☆
アガーゼリーはゼラチン・寒天で代用出来る?
結論から言えば、可能です。
詳しくはコチラを参照して下さいね~。
アガーでコーヒーゼリーのレシピ
ゼラチンと違って、型離れバツグンなのもアガーのいいトコ♡
アガーを使ったプルプルミッキーコーヒーゼリー作って見たよ~。
イナ・パール・クール・市販アガー違いまとめ
アガーはメーカーによって
- 内容量・値段(コスパ)・原材料
- 使用量や加熱方法
- 透明度や食感
- 弾力性や保形性
など異なる事がわかりました。特に加える量が違うので、ゼリーが固まらない!という失敗防止の為にお手持ちのアガーにあったレシピ分量で作るように注意して下さいね。
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