こんにちは!あおです。
今回はスポンジケーキをふわふわにするコツやレシピをご紹介します。
スポンジ作りってシンプルなのに奥が深くて、ふわふわにするのがとっても難しい!なんかパサつくしダマ出来るし・・・。どうやったら私みたいな素人でもお店みたいに作れるんだろう?と今までずっと模索していました。そう私の様に感じている人も多いのではないのでしょうか?
そう思ってホールケーキ用・ロールケーキ用・ムース土台用の3種類のスポンジの作り方のコツやそれぞれの特徴を素人なりに検証してみました!
スポンジ作りには全卵を泡立てる共立て法、卵白と卵黄を分けて泡立てる別立て法がありますが、私のような素人でも作りやすい別立て法で、2回に分けてご紹介しますね。今回はホール用18㎝の作り方です。
注:2018年6月に、さらにふわふわにするため、レシピ改定しました。
スポンジケーキレシピ・ふわふわにするコツ!
材料(18㎝ホール型1台分)
- 卵M4個(殻付き250g)
- 砂糖90g
- 薄力粉100g
- サラダ油大さじ2(30cc )
- みりん大さじ1(15㏄)
ホール用・ふわふわスポンジケーキの作り方
型の準備
①型に合わせて型紙をカットします。クッキングシートの方が、型紙よりもキレイにはがれておススメ。
POINT
型に薄くバター・マーガリンを塗ると、ぴったりと貼り付けることが出来ますよ。
メレンゲを作る
③卵を卵黄と卵白に分けます。
ボールに卵白4個を入れ、ハンドミキサーの高速で1分泡立てます。
POINT
しっかりとしたメレンゲ作りには油分・水分が大敵!
使用するボールとハンドミキサーは油分・水分をしっかり取って使用して下さい。
④写真の様に少し空気を含んだ状態になったら、砂糖(90gのうち)大さじ1を加えます。
更に高速で60秒泡立てます。
⑤卵白が泡状にモコモコしてきます。そこに砂糖を半量加え、更に高速で30秒泡立てます。
⑥卵白につやが出てきます。泡も固くなってきます。残りの砂糖を全て加え、中速に落とし30秒泡立てます。
滑らかでしっかりとしたメレンゲが出来ました!
卵黄を加える
⑦メレンゲに卵黄4個を加え、高速で2分泡立てます。黄色が薄れて白っぽくなり、もったりとした泡になります。
POINT
泡をミキサーですくい、上から落とすとひらひらと、リボン状にもったり落ちるようになれば泡立て完了のサインです。
使用したハンドミキサーはまだ洗わずに。最後に使用します!
POINT
本来正しい別立て法は、卵黄も砂糖を加えてしっかり泡立ててから、メレンゲと合わせる作り方です。
私的にはそれがやや手間なので省略し、ここでは一緒に泡立てちゃいます!
ここでオーブンを160℃に予熱開始します。
粉を混ぜるコツ
⑧薄力粉100gをふるい、⑥に加えます。
ゴムベラで外から中へ、底から上へを意識して混ぜるようにします。ぐるぐる混ぜようとせず、10回位混ぜます。
POINT
ここで完璧に混ぜなくてOKです。むしろ完璧に混ぜ無いように!
サラダ油・みりんを加える
⑨サラダ油大さじ2・みりん大さじ1を加えて、ゴムベラでサッと10回混ぜます。
POINT
粉・サラダ油が入ると泡がどんどん消えていきます!なので出来るだけ手早く混ぜます。
ここでも完璧に混ぜなくてOKです。
滑らかに生地を仕上げる必殺技!
⑩粉が全体に馴染んで写真の様に混ざったら、ハンドミキサーの泡立て部を外し、ゴムベラから持ちかえます。
泡立て部を手に持ち、ぐるっと10回程度混ぜます。
POINT
よく本にはゴムベラで切るように混ぜるって書いてありますが、ゴムベラだけだと粉がどうしても混ざりきらず、ダマになりがち。そんな問題をハンドミキサー泡立て部を使用して解決!
仕上げにぐるっと使用するだけで生地が良く馴染み、滑らかな仕上がりに。ただし練るように混ぜすぎるのは厳禁ですよ。
型に流す
⑪型に生地を流し込みます。
⑫しかし⑪で最後に残った生地を型に流すことによって、粘りが出て中心がへこんだり、生地の膨らみに影響します。
なので全部流し終わったら、木べら又はゴムベラで、優しく撫でるように表面をならします。
POINT
最後にヘラでなでるので、生地をならすように型をトントンとしなくてOKです。
焼き上げ
⑬160℃に予熱したオーブン下段で約33分焼きます。焼き上がりに竹串(なければ菜箸)を挿して何もついてこなければ焼き上がり完了です。
POINT
オーブンによって多少焼き時間が前後する可能性も。ご家庭のオーブン合わせて焼き時間を調整して下さいね。
型抜き
⑭まな板又はトレーの上に薄手のタオルを敷き、その上にクッキングシートを敷きます。そこに焼き上がったスポンジをひっくり返し、そっと型から外します。
底板もそっと外してください。
POINT
型が熱いのでヤケドしないように注意しながら外してください。
保湿しながら冷ます
⑮上にクッキングシートをかぶせたら、敷いておいたタオルで全体を覆います。
POINT
こうすれば、焼き上がりの熱でスポンジを保湿する事が出来ます!ふわふわしっとりスポンジを作る最大のコツです。
完成
⑯そのまま冷ませば完成です。冷めたら底紙をはがし、使用するまでラップで覆い乾燥を防いでください。
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特徴
ふんわりとした食感で、生地そのものの美味しさを楽しめる。しっかりとスポンジを味わいたいデコレーションケーキ向き。今回は和菓子のどら焼きの皮にも使用されているみりんを加えて、しっとり・もっちり感のあるスポンジに仕上げました。
そのまま食べても美味しいので、粉末コーヒーやココア、抹茶パウダーなどを加えたフレーバースポンジも楽しめます。食べる時はタップリの生クリームを添えて。
前述しましたが、スポンジケーキ作りには全卵を泡立てて作る共立て法、卵白と卵黄に分けて泡立てて作る別立て法があります。今回は泡立てやすく作りやすい別立て法にしましたが、別立てで作ったスポンジの事をフランス語でビスキュイと呼びます。共立て法で作ったものはジェノワーズと呼びます。
ビスキュイはジェノワーズ法と比較し、個人的感想だと泡が大きめで食感が軽くふんわり。ジェノワーズはキメが細かくしっとり。微妙な差なんですけどね。次回ご紹介するムース用絞り出しスポンジの事もビスキュイと呼びます。(ややこしい説明ですいません)
ふわふわ・しっとりスポンジケーキを作るコツをおさらい!
- みりんを加えてしっとりもっちり食感に。
- しっかりとしたメレンゲを作る為に、油分水分のないボールを使用する
- 少しずつ砂糖を加えて泡立てる事によって、しっかりとしたメレンゲを作る
- 卵黄を加えたらもったりとした泡になるまで泡立てる。
- 泡立て器に最後持ち替える事によって混ぜムラを減らす。
- 焼きあがったらパサつきを予防する為、すぐに型から外し、タオルで覆う事により表面の水分が蒸発するのを防ぐ。
デコレーションにダイソーの絞り袋口金セットがおすすめ!
まとめ
今回はケーキ作りの王道、ホールスポンジの作り方をご紹介しました。ケーキ屋さんと違って、デコレーションケーキってそう何度も作る機会がないですよね。なのでたまに作っても失敗を防ぎ、仮にハンドミキサーが無くても泡だて器でも作りやすく、出来るだけふんわりしっとりと仕上がる様なレシピにしてみました。
ですが、今回のコツは素人なりの検証策なので、まだまだ改良の余地があるのかなと思ったり。ホールスポンジ作りはとても奥が深く、もっと腕を磨く必要があると感じました。
次回はふわふわスポンジ続編②。ロールケーキ用の薄焼きスポンジと、ムース用の絞り出しスポンジ(ビスキュイ)の作り方をご紹介します。
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